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かちがらす 幕末の肥前佐賀

小学館文庫 う9−5

出版社名 小学館
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-09-406840-5
4-09-406840-6
税込価格 880円
頁数・縦 396P 15cm

商品内容

要旨

若くして佐賀藩主となった鍋島直正。藩は長崎警備を勤めたが、外国船の侵入が増え、清国が阿片戦争でイギリスに敗れたことに危機感を覚えていた。直正は、日本を欧米列強の属国にさせないために、幅広く人材を登用し、反射炉の建設、鉄製大砲の鋳造、蒸気船の建造といった難事業に、藩を挙げて挑んだ。苦難の末に獲得した軍事力は、幕府側倒幕派双方から恐れられ、求められた。直正は、“幕府側と倒幕派との内乱を回避する”という思いを諸大名や公家に伝えていった。島津斉彬、井伊直弼、江川坦庵をはじめ多士済々の人物と交流し、近代日本の礎を作った名君を描く。

出版社・メーカーコメント

有為な人材を登用し、近代化を推し進めた男の感動的な生涯を描く

著者紹介

植松 三十里 (ウエマツ ミドリ)  
静岡市出身。1977年、東京女子大学史学科卒。出版社勤務などを経て、2003年に『桑港にて』で歴史文学賞。09年に『群青』で新田次郎文学賞、『彫残二人』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)