• 本

災後日本の電力業 歴史的転換点をこえて

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-8158-1015-3
4-8158-1015-X
税込価格 4,950円
頁数・縦 235P 22cm

商品内容

要旨

3.11後の最大の焦点。東日本大震災と原発事故は、日本電力業のすがたを根底から変えてしまった。福島への補償から電源エネルギー構成の再編、10電力体制の終焉まで、政策と経営戦略の包括的検討により原発事故前後25年の実態を解明、真の課題のありかを特定し、電力業の歴史的再生へむけた道筋を示す。

目次

序章 歴史的転換への道(本書の課題と性格
歴史的文脈をふまえた電力改革への提言 ほか)
第1章 電力小売部分自由化の時代―1995〜2010年(頓挫した自由化
市場の飽和 ほか)
第2章 東京電力・福島第一原子力発電所事故と原子力安全・保安院(事故の概要
原子力安全・保安院をめぐる問題状況 ほか)
第3章 電力小売全面自由化の時代―2011〜2020年(小売全面自由化と発送電分離
節電と電化の交錯 ほか)
終章 歴史的転換の先にあるもの(日本電力業の歴史的転換
原子力発電をどうするか ほか)

著者紹介

橘川 武郎 (キッカワ タケオ)  
1951年生。1983年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。青山学院大学経営学部助教授、東京大学社会科学研究所教授、一橋大学大学院商学研究科教授、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授等を経て、国際大学大学院国際経営学研究科教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)