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扉のかたちをした闇

小学館文庫 え4−5

出版社名 小学館
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-09-407038-5
4-09-407038-9
税込価格 726円
頁数・縦 282P 15cm

商品内容

要旨

江國香織、森雪之丞。二人は、自由にしなやかに名づけようのないものを歌う。寄り添い、離れ、もつれ合い、愛と孤独を歌う。扉のかたちをした闇の向こうで、二人の言葉は響き合い交感する。軽やかに世界を切り取る“ことばたち”が酸素みたいに心を満たす。

目次

1(八月の男は/うちのお風呂場(香)
八月は幻/まぼろしのしょうたい(雪) ほか)
2(空港と自由(香)
ひとりになるため誰かを愛して(雪) ほか)
3(星月夜
窓辺の若い男 ほか)
往復書簡(森雪之丞から江國香織へ
江國香織から森雪之丞へ)

出版社・メーカーコメント

詩作も多い小説家・江國香織と、数々のヒットチューンを生み出してきた作詞家・森雪之丞。ふたりの言葉が響きあった、物語のような、音楽のような、連弾詩集。

著者紹介

江國 香織 (エクニ カオリ)  
1964年東京生まれ。主な小説作品に、『きらきらひかる』(紫式部文学賞)、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(山本周五郎賞)、『号泣する準備はできていた』(直木賞)、『真昼なのに昏い部屋』(中央公論文芸賞)、「犬とハモニカ」(川端康成文学賞)、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(谷崎潤一郎賞)などがある
森 雪之丞 (モリ ユキノジョウ)  
1954年東京都出身。76年作詞作曲家としてデビュー以来、数々のヒットチューンを生み出し、90年代以降、多くのロック・アーティストからの支持に応え、先鋭的な歌詞の世界を築き上げる。近年は舞台・ミュージカルの分野でも幅広く活躍。2021年、作詞家デビュー45周年を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)