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オレンジ色の世界

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-309-20879-4
4-309-20879-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 333P 20cm

商品内容

要旨

私たちは、オレンジ色の世界に生きている。悪魔に授乳する新米ママ、“湿地遺体”の少女に恋した少年、奇妙な木に寄生された娘、水没都市フロリダに棲むゴンドラ乗りの姉妹…。不条理なこの現実を生き残るための、変身と反撃の作品集。

出版社・メーカーコメント

赤ん坊を守るため悪魔に乳を与え続ける母親、化石として発見された少女に恋をする少年、竜巻を育てる時代遅れの仕事にしがみつく中年男……。幻想と現実を不穏に越境する、珠玉の作品集。

著者紹介

ラッセル,カレン (ラッセル,カレン)   Russell,Karen
1981年、フロリダ州マイアミ生まれ。ノースウェスタン大学卒業、コロンビア大学大学院修了。23歳で“ニューヨーカー”にてデビュー。卓越した想像力と独特の世界観が絶賛される。2006年刊行の初短篇集『狼少女たちの聖ルーシー寮』で、米国図書協会の「35歳以下の注目すべき作家5人」、“ニューヨーカー”の「25歳以下の注目すべき作家25人」に選ばれる。11年に発表した初長篇『スワンプランディア!』は、12年のピューリッツァー賞フィクション部門にノミネート、スティーブン・キングが選ぶ「2011年小説ベスト10」に選出されるなど、いまもっとも注目を浴びる米作家のひとり
松田 青子 (マツダ アオコ)  
1979年、兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。2013年、デビュー作『スタッキング可能』が三島由紀夫賞及び野間文芸新人賞候補となり、14年にTwitter文学賞第一位。19年、短篇「女が死ぬ」がシャーリイ・ジャクスン賞短篇部門の最終候補に。21年、『おばちゃんたちのいるところ』がLAタイムズ主催のレイ・ブラッドベリ賞の候補となったのち、ファイアークラッカー賞、世界幻想文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)