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ハイブリッド戦争 揺れる国際秩序

出版社名 並木書房
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-89063-447-7
4-89063-447-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

いま国際秩序は大きく揺れている。国際秩序を揺るがしているのは、2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの大規模軍事侵攻のような古典的な武力攻撃だけではない。武力攻撃に至らない段階におけるハイブリッド戦争も民主主義や国際秩序を大きく揺るがす重大な脅威である。権威主義勢力が日本・米国・台湾・NATOなど民主主義諸国にしかけるハイブリッド戦争の事例を分析し、日本が生き残るための対抗策を提言。混迷の時代に問う、気鋭の研究者、渾身の書!

目次

第1章 ハイブリッド戦争の理論(米欧における概念の発展
ロシアによる独自の解釈
情報戦の理論)
第2章 ロシアがしかけるハイブリッド戦争(ロシアの情報戦体制
米国にしかけられた情報戦
日本にしかけられた情報戦)
第3章 中華人民共和国が及ぼすハイブリッド脅威(中華人民共和国のハイブリッド戦争体制
大国間競争
中華人民共和国の論理)
第4章 揺れる国際秩序(ハイブリッド戦争の脅威
国際政治学理論の弊害
世界観の衝突)
終章 ハイブリッド戦争の時代を生き抜く(見えてきたもの
日本の生き残り)

著者紹介

志田 淳二郎 (シダ ジュンジロウ)  
名桜大学(沖縄県)国際学部准教授。1991年茨城県日立市生まれ。中央ヨーロッパ大学(ハンガリー)政治学部修士課程修了、中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。中央大学法学部助教、笹川平和財団米国(ワシントンDC)客員準研究員などを経て現職。専門は、米国外交史、国際政治学、安全保障論。主著に、単著『米国の冷戦終結外交―ジョージ・H・W・ブッシュ政権とドイツ統一』(有信堂、2020年、第26回アメリカ学会清水博賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)