• 本

なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門

マガジンハウス新書 024

出版社名 マガジンハウス
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-8387-7525-5
4-8387-7525-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 254P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

量子論(量子力学)、超弦理論、ヒッグス粒子など、現代物理学を彩る専門用語は、簡単な説明だけでは理解が難しいものも少なくない。これらは宇宙の成り立ちや物質の根本的な本質を明らかにするキーワードであるだけでなく、コンピュータ技術などに取り入れられ、われわれの生活に関係するものでもあるのだ。本書では、「重力」をキーワードに、ニュートン力学から相対性理論、量子論といった古典物理学および現代物理学の代表的な理論を、極力わかりやすい言葉で概説。宇宙を動かす根源的な仕組みや、自然界を支配する法則についての、現在地での理解を深められる。アインシュタインによる相対性理論、そして量子論によって世界の解像度はますます上がってきた。研究者たちはさらに、一般相対性理論と量子論、重力と量子力学などの「統合」をめざしているのだという。著者は、カリフォルニア大学バークレー校教授 兼 バークレー理論物理学センター長。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員、理化学研究所客員研究員を併任。なお本書はYouTube チャンネル『ReHacQ─リハック─』で配信された動画を元に、追加の取材・再編集のうえ、書籍化されたもの。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年9月27日]

商品内容

要旨

14歳でも理解る!ニュートン力学から相対性理論、量子力学まで…宇宙を支配する力に迫る知的探求の旅!

目次

1章 「世界の仕組み」は3つの法則で説明できる“古典物理学”(物理学の礎を築いた巨人「ガリレオ」
実験により仮説を実証する手法を初めて導入したガリレオ ほか)
2章 「時間」と「空間」の謎を解く“相対性理論”(アインシュタインの「奇跡の年」
ノーベル物理学賞を受賞した「光量子仮説」 ほか)
3章 物理学の常識を一変させた量子の力“量子力学”(「量子論」は物理学の歴史における大革命
「量子」は「とびとび」という意味 ほか)
4章 量子力学と相対性理論を統合する“現在物理学”(量子論と特殊相対性理論を統合した「場の量子論」
「反粒子」の発見 ほか)
補講 時間は巻き戻せるか?“統計力学”

著者紹介

野村 泰紀 (ノムラ ヤスノリ)  
1974年、神奈川県生まれ。カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員、理化学研究所客員研究員を併任。主要な研究領域は素粒子物理学、量子重力理論、宇宙論。1996年、東京大学理学部物理学科卒業。2000年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。米国フェルミ国立加速器研究所、カリフォルニア大学バークレー校助教授、同准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)