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立川談志まくらコレクション これが最期の“まくら”と“ごたく”

竹書房文庫 た5−5

出版社名 竹書房
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-8019-2872-5
4-8019-2872-2
税込価格 990円
頁数・縦 255P 15cm

商品内容

要旨

立川談志は、1974年に若手の落語家の研鑽の為に開催開始された「にっかん飛切落語会」へ2007年まで33年間、58回ものゲスト出演をいたしました。本書は、その残された貴重な録音から“まくら”部分を抜粋して、活字化したものです。日本社会、政治、落語の本質を鋭く見極めた落語家であった立川談志は、現代社会の中で揺れ動く日本人の常識や哲学を、明確な談志の基準で現実につなぎとめる話芸を、笑いとともに披露しています。本書を紐解けば、今日の発展したネット社会、不寛容な世相、多様性の価値基準の問題点などは、すでに立川談志が語った“まくら”の中に答えが預言されていたかのような驚きがあります。

目次

汚く儲けて、キレイに使え
落語を聴けば死なずに済む
実力のある奴がね、権力の座にいるのが一番健康なの
おっぱいとかけて、ヤクザの喧嘩と解く
落語を国で守ったってしょうがねぇだろうよ
師匠が偉大だと弟子が育たないんだってね
また政治やらせたいねぇ、おれに
女房の焼くほど 亭主モテもせず
平等ってのは互いの差を認めること
「都知事に出る」なんて言っちゃったら〔ほか〕

著者紹介

立川 談志 (タテカワ ダンシ)  
1936(昭和11)年、東京都に生まれる。本名、松岡克由。16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」。27歳で真打ちとなり、七代目(自称五代目)立川談志を襲名する。1971(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選。1977(昭和52)年まで国会議員をつとめる。1983(昭和58)年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。2011年(平成23年)11月21日、喉頭がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)