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明文堂書店のレビュー
 
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掲載レビュー全744件
 
罪びとの手
天祢涼/著
KADOKAWA
税込価格  1,728円
 
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本心をめぐる父子の物語!
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 廃ビルで発見された中年の男の遺体。検視官と法医学者によって事件性なしと判断されたが、刑事の滝沢は腑に落ちない思いを抱いていた。不手際により神奈川県警が世間から非難された「川崎市少女連続殺人事件」から数ヶ月経って起こったこの出来事は事件とみなされることもなく終わるはずだったが、迎えの葬儀屋の『このご遺体は自分の父親だ』という言葉をきっかけに、滝沢は不審な思いを強める。そして警察としての見解に逆らい …続きを見る (2018年07月09日)
 
滅びの園
幽BOOKS
恒川光太郎/著
KADOKAWA
税込価格  1,728円
 
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その世界はその人にとってどういうものであったのか?
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 暴力が横行する会社に勤め、家庭では妻と反りが合わない。出張からの帰り道、あまり馴染みのない電車に鬱々とした気分で乗っていた鈴上誠一は、ふと目に入った女性を追って知らない駅をおりた先で何もかもが嫌になり、どこかに消えてしまいたい、と思う。気が付くと誠一は、記憶が曖昧な状態で見知らぬ場所にいた。《幼い頃に、夢の中で訪れたような不思議な郷愁》を感じさせる幻想的な世界での暮らしはやがて誠一にとって居心地 …続きを見る (2018年07月09日)
 
ダイナー
ポプラ文庫 ひ2−1
平山夢明/〔著〕
ポプラ社
税込価格  799円
 
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日本小説史上もっとも危険なお仕事小説!?
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 携帯闇サイトの募集に応募したオオバカナコは、その仕事が失敗に終わったことにより、激しい尋問を受け、人身売買のオークションに掛けられる。しかし買い手が付かず殺される直前、カナコの「料理が得意」という言葉によって買い手が付く。定食屋(ダイナー)のオーナーに買われたカナコは、そこの店長であるボンベロから、この店が殺し屋専用の定食屋(ダイナー)であることを聞かされる。本書は死があまりにも身近に存在する、 …続きを見る (2018年07月05日)
 
希望が死んだ夜に
天祢涼/著
文藝春秋
税込価格  1,836円
 
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何故、少女は動機を語らないのか?
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 同級生の少女を殺害した罪で逮捕された14歳の少女、冬野ネガ。「自首すれば死刑にならないんだよね」と犯行を認めた彼女だったが、殺害に関する動機だけは語らない。何故、少女は動機を語らないのか?
 作中、こんな台詞がある。《「貧困自体は珍しいことではない。俺だって人並み以下の生活を送ってきたし、似たような友人もたくさんいた。君の周りにだっていたはずだ」》本書で扱われているテーマに限らず、ある問題が多 …続きを見る (2018年07月05日)
 
五匹の子豚
ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 21
アガサ・クリスティー/著 山本やよい/訳
早川書房
税込価格  929円
 
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見方の多様さの中に隠された意外な真実に強い衝撃
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 先日文庫化された霜月蒼『アガサ・クリスティー完全攻略』という評論で、本書についてこんな文章が書かれています。《スゴい。これは傑作だ。最高傑作であろう。//未読の者はすぐに本屋に走るように。以下の駄文を読んで時間をムダにしている場合ではない。そう叫びたくなるほどに完璧な傑作なのである。》この文章を読んで急いで本書を購入した(あるいは購入し直した)人は私だけでは無いと思います(アガサ・クリスティをま …続きを見る (2018年07月05日)
 
現代詩人探偵
創元推理文庫 Mこ8−1
紅玉いづき/著
東京創元社
税込価格  799円
 
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詩と死をめぐる、繊細な魂の物語
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 かつて存在したSNS《poetring》内で形成されたコミュニティ『現代詩人卵の会』。かつて地方のオフ会で、十年後に再会しようと約束を交わしたメンバーの内の半数近くが、その再会を果たすことなく、自殺などによって死を遂げる。オフ会から十年後の集まりで、その事実を知った(詩人の生死について悩み苦しむ)僕は、死んでいった人たちのことを知りたい、と彼らの詩と死を辿っていく。
 静かなトーンで綴られる哀 …続きを見る (2018年07月05日)
 
僕らの世界が終わる頃
新潮文庫 あ−93−1 nex
彩坂美月/著
新潮社
税込価格  767円
 
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忘れがたい余韻が残る、苦くも良質な青春ミステリ
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
 一年前のある事件をきっかけに自宅に閉じこもるようになった14歳の渉は、行き場のない現実から逃れるように、フィクションの世界に没入する日々を送っていた。そんな渉は、偶然読んだライトノベルの不出来な内容から、作者に対して興味を持つ。ブログで書かれる作者の創作への姿勢や渉のブログへのコメントに対する作者の返答に反発心を抱いた渉は、《これくらい、自分にも書けるんじゃないか?》と、小説を書き始め、インター …続きを見る (2018年07月05日)
 
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件
倉知淳/著
実業之日本社
税込価格  1,728円
 
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ぞっとするような結末が印象的なミステリ集!
明文堂書店金沢野々市店   (石川県野々市市)   おすすめ度:
《人を殺してみたい。》そんな独白から始まる物語はやがて皮肉な結末を迎える。アガサ・クリスティの名作をモチーフにした内容に黒い笑いをはめ込んだ「変奏曲・ABC殺人事件」、口にネギが突っ込まれた異様な女性の死体。その意外な動機に思わず戦慄してしまう「薬味と甘味の殺人現場」、戦時中、科学研究所の実験室で発見された、豆腐の角に頭をぶつけて死んでいる様にしか見えない屍体の謎を描く表題作……など、バラエティに …続きを見る (2018年07月05日)
 
誰も死なないミステリーを君に
ハヤカワ文庫 JA 1319
井上悠宇/著
早川書房
税込価格  670円
 
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優しさと切なさに満ちた深い感動を、読者(きみ)に捧ぐ
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 遠見志緒にはその人が死ぬ運命にあるのかどうかが分かる、という特異な体質があった。志緒にだけ見える死の予兆を、《僕》は《死線》と名付けた。しかしそれは確実な運命を表すものではなく、回避可能な死の予兆である。正しいやり方で死の要因を取り除けば、死線は消える。死線が見える志緒と、彼女の突飛な言葉を信じる《僕》だけが、見えない致命傷を負った誰かを助けることができる、と死の運命を回避するために、他の誰も知 …続きを見る (2018年03月17日)
 
小説禁止令に賛同する
いとうせいこう/著
集英社
税込価格  1,512円
 
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小説というものに興味がある人は、是非ご一読を!
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 近未来が舞台。さる重要な部局による『小説禁止令』に賛同した収監者の《わたし》(著者自身と重なる部分が多い人物)は、憎むべき小説の欺瞞を暴くための随筆を小冊子『やすらか』に執筆している。かつて小説を書いていた《わたし》が『小説禁止令』に賛同する随筆を書く、という小説の中で、小説の不可思議を論じていく行為が、《わたし》(そして著者の)の小説への愛(と憎しみ)を感じさせるものになっています(混乱してき …続きを見る (2018年03月10日)
 
メルカトル
角川文庫 な52−5
長野まゆみ/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  562円
 
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『メルカトル』という表紙の《地図》を開いて、旅に出る
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 とある港町の運河で酔っぱらいの船員に拾われ、救済院で孤児として育った十七歳のリュス・カルヴァート。自身の名前の意味を《排水管のゴミ虫》と頑なに信じるリュスは、学費を稼ぐ目的で、港町ミロナにある《ミロナ地図収集館》で働いていた。そんな生い立ちから自らの感情を封じこめようとする性質を持つリュスはある時、彼に敵意を向け、嫌がらせを行っていた利用者の少年から「祖父からの正式な書状」と言われ、奇妙な書状と …続きを見る (2018年03月07日)
 
バナナの皮はなぜすべるのか?
ちくま文庫 く28−1
黒木夏美/著
筑摩書房
税込価格  1,026円
 
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バナナの皮は如何にしてギャグとなったのか?
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
《バナナの皮ギャグは国境を越え時代を超え、作品のジャンルの違いを乗り越えて、今日まで受け継がれてきた。チャップリンやドリフターズを知らない人は現在ではすでに珍しくなくなりつつあるが、バナナの皮ギャグならなぜか誰もが知っている。そんな驚異的な知名度を誇るバナナの皮ギャグ、しかしそれは有名無名の大勢の笑いの職人たちがバナナの皮ギャグをリレーし続けてくれたおかげなのである。》
 本書は《バナナの皮です …続きを見る (2018年02月27日)
 
ディレイ・エフェクト
宮内悠介/著
文藝春秋
税込価格  1,566円
 
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不条理な騒動が、深い哀しみを持った物語へと変わっていく
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
《わたしは婿養子なので、実際は義理の祖母にあたる。その義理の祖母は娘より若い七歳で、故人で、半分ほど透け、身体のうしろ半分は液晶テレビにめりこんでいる》
 2020年現在と戦中の1944年が、突如、重なり合う。そんな《ディレイ・エフェクト》と名付けられた奇妙な出来事に襲われた東京。芥川賞候補になった表題作は、そんな不条理な騒動が、深い哀しみを持った物語へと変わっていく傑作です。続く「空蝉」はわず …続きを見る (2018年02月22日)
 
雪子さんの足音
木村紅美/著
講談社
税込価格  1,404円
 
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親切が生み出す、リアルな人間関係。
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
《眠るように死んでまだきれいなうちに下宿人に見つかるというのが、雪子さんの理想の最期だった。その望みは叶えられなかったことを、八月の終わり、薫は出張さきの品川のホテルで朝刊を読んでいて知った。》
そんな始まりの雰囲気からは想像できないような、意外な刺激を持つ作品です。物語は熱中症で月光荘の大家である川島雪子(90歳)が亡くなったということを、20年前に月光荘で暮らしていた湯佐薫が知るところから始 …続きを見る (2018年02月22日)
 

ちくま文庫 か67−1
アンナ・カヴァン/著 山田和子/訳
筑摩書房
税込価格  972円
 
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あまりにも美しく、どこまでも昏い……。
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 あまりにも美しく、どこまでも昏い。本書を読みながら浮かんできたのは、そんな言葉だった。終わりゆく世界と薄幸の美少女への深い思慕。そこから容易に連想される涙を誘うような感動や甘いロマンスはここには欠片も存在していない。必要以上の説明を排した言葉で創造された静かな世界の底から、ときおり、痛切な咆哮が聞こえる。アンナ・カヴァンが表現した《誰も見たことが無いであろう》世界は、凡庸な理解を平然と拒絶する。 …続きを見る (2018年02月18日)
 
サハラの薔薇
下村敦史/著
KADOKAWA
税込価格  1,728円
 
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圧倒的疾走感がたまらない、予測不能の冒険ミステリ!
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 考古学者の峰隆介をリーダーとする発掘隊がエジプト発掘調査で発見した石棺。その中に入っていたのは、数千年前のミイラではなく、死後数ヶ月しか経っていないミイラだった。盗掘者が仲間割れの末、放置された、と予想されるそのミイラに、歴史的価値は皆無と峰は感じたが、エジプト考古省が過剰反応を見せたり、峰に対する突然の襲撃と遺物保管庫襲撃事件のタイミングが重なったり、と不審な点は多かった。そして発掘調査は最後 …続きを見る (2018年02月10日)
 
私はテレビに出たかった
朝日文庫 ま40−1
松尾スズキ/著
朝日新聞出版
税込価格  1,015円
 
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遅れてきた青春が暴走? 最良にして最高の青春エンタメ!
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 有名外食チェーン店『肉弁慶グループ』東京本社の人事部に勤めるいたって普通の中年サラリーマンである倉本恭一は『肉弁慶グループ』の今期のCМへの出演を依頼されたことを嫌がる上司(実は大して嫌がってはいないのだが……)に代わりCМに出演することになる。しかし撮影に遅刻する上に、現場に向かう途中で踏んでしまった犬のウンコが放つ異臭のせいでテレビ関係者に迷惑を掛けてしまう。仕事を早退し失意の中にいた恭一は …続きを見る (2018年02月10日)
 
口笛の上手な白雪姫
小川洋子/著
幻冬舎
税込価格  1,620円
 
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私が本書とともに過ごした時間は、間違いなく至福に満ちていた
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
《その音量はごく小さかった。にぎやかな音が天井に響く浴場で、口笛を聞き取っている大人はおそらく一人もいないだろうと思われた。ただ小母さんが唇をすぼめているのを見て、口笛を吹いているのかもしれないと推察するに過ぎなかった。小母さんの口笛を聴けるのは、ついこの前生まれたばかりの、まだはかない鼓膜しか持っていない赤ん坊だけだった。》
 静かに紡がれた言葉が胸の内にとけ込み、《共感》という安易な褒め言葉 …続きを見る (2018年02月05日)
 
風神の手
道尾秀介/著
朝日新聞出版
税込価格  1,836円
 
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哀しみの中に、希望が忍ばせられた、優しい物語
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 遺影専門の写真館《鏡影館》。重病を抱え、「準備」のために遺影を撮りに行く母と一緒に鏡影館を訪れた娘は、一人の老人の遺影を見て、様子がおかしくなった母のことが気に掛かり……。《――ずっと昔に、お母さんのせいで、死んじゃった人がいるの。》そこには二十七年前、火振り漁の夜から始まる哀しい事件があった。そんな第一章「心中花」から始まる物語は章によってそれぞれ別の出来事を描きながら、深い根っこの部分で繋が …続きを見る (2018年01月17日)
 
分かったで済むなら、名探偵はいらない
林泰広/著
光文社
税込価格  1,728円
 
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『ロミオとジュリエット』の悲劇は誰のものか?
明文堂書店石川松任店   (石川県白山市)   おすすめ度:
 居酒屋「ロミオとジュリエット」に通う刑事の《俺》は、恋人の父親に手錠をかけた過去があった。彼女が《俺》のことをどう思っているのか、分からないし、知りたくもない。その答えから逃げ回るために仕事にのめりこんだ《俺》は、いくつもの他人の答えを見つけ続けている。《そして気がつくと、望んでもいないのに「名探偵」と呼ばれるようになっていた。》
 読んだことが無い人でもなんとなく内容を知っている文学作品って …続きを見る (2018年01月14日)
 
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