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| ほんのいえ宮脇書店越谷店のレビュー |
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| 掲載レビュー全610件 |
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| 禅が教えてくれる美しい時間をつくる「所作」の智慧 | ||
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| この本を枕元に置いて、少しずつ読んでみてください。目覚めた明日からの生き方がかわります。毎日のザワザワした心のざわめきが消えていくのを感じるでしょう。自分自身の“所作”をかえることで変えられるのです。さりげないひとつひとつの心がけで、こんなにも豊かな時間がすごせることを実感できます。所作を大切にすることで、人生を丁寧に生きていく実感を得られます。背筋が伸びて、心穏やかな人生への扉を開いてくれます。 （2013年06月02日） | ||
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| あなたの知らない関東地方の名字の秘密 | ||
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| 名字だけで、こんなに話のネタになるのですね。話のネタ本にぴったり。あわせて、住んでいる土地の歴史が理解できて、身近に感じられるのだからとってもオススメです。友人のあの人の苗字や、昔のクラスメートのあの苗字やら、もちろん自分自身の名字のルーツだってわかってしまうのですから、興味津々。いろんなことを考えながら読み進んでしまいますよ。ここ関東地方にも、けっこうな面白い歴史があったのですね。 （2013年06月02日） | ||
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| 私の嫌いな探偵 | ||
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| お待ちかねの人気の東川作品、探偵事務所モノ第７作最新刊がこれ。探偵事務所が入居する美人ビルオーナーとの掛け合いの中で、ユーモアと謎解きが進んでいく。ここまでくれば、トラブルも大歓迎？長編デビューの作家だが、今回の短編５作品もなかなかいける。とにかく読んでいて楽しい。飽きさせない。読者を納得させてくれる出来栄え。シリーズものだが、どっから読んでもOKです。ぜひご一読あれ。 （2013年05月06日） | ||
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| 地球で踊ろう！ | ||
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| EXILE USAことウサさんは稀代のパフォーマーである。表現者である。そしてメッセンジャーである。踊りを通して世界中をめぐり、メッセージを送り続ける。ヒトとヒトとのつながりが言葉でもモノでもないことを感じさせてくれる。ふんだんに盛り込まれたカラーフォトはとても生き生きと息づいている。そしてその中に、ウサさんからの熱く優しい思いが込められている。ブータン、ジャマイカ、アメリカ・・・そして福島と。踊りには国境がないことを感じ、その力に感動します。 （2013年05月06日） | ||
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| 桜ほうさら | ||
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あっぱれのひと言。宮部みゆきの時代小説は間違いなく一級品である。そう誰もが言うであろう。舞台は江戸深川、とくりゃ、この設定だけで、読者は宮部ワールドに引き込まれていってしまう。たっぷりの江戸情緒に人情話をからめ、恋の物語もちょいとばかりまぜこんでくれば、ページをめくる手も止まらない。たっぷりのボリュームもラストを迎えるのが惜しいくらいの気持ちにもなる。宮部作品の真骨頂。そういつもうならせてしまうスゴ腕作家さんである。 （2013年05月06日） |
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| うちのトコでは３ 県民性マンガ | ||
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| さあ、笑ってください。理屈抜きの面白さ。それでいて、物知りにもなれる。“ケンミンショー”のマンガ版よろしく、読み物としても面白い。４コママンガだから、どこからつまんでもよし。まだまだあるんですね。そうそう、あるある、ネタを仕込んで、あなたも物知りの話題の中心になってください。ファミリーでのまわし読みもオススメですよ。日本で面白い国。自分の生まれた国がもっと好きになってしまいます。 （2013年04月14日） | ||
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| 医者に殺されない47の心得 | ||
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| 話題沸騰の健康指南本。健康ブームにのって、数々の本が出されているが、ある意味、かなりビックリの内容である。でも、説得力がある。誰もが望む長生きに必要なものが何なのかを真剣に考えてしまう。医者を信じすぎるがために、何も考えないことの愚かさに気づく。大切なことは、自分の命を守るためには自らが調べて、自らが考えることだと教えてくれる。これまでの常識をひっくり返す長生きの秘訣が次々と。目からウロコが落ちる？長寿社会に一石を投じる一冊。 （2013年04月14日） | ||
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| 八重の桜 ２ | ||
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| 視聴率も順調なNHK大河ドラマの完全小説本。全４巻シリーズの刊行がドラマの進行にあわせて一巻ずつ進んでいく。会津藩に吹く順風がそろそろ逆風へと変わるころ。会津の悲劇が始まる第２巻は、主人公の八重にとっても人生が大きく転換するターニングポイントを迎えるくだり。ドラマの小説本というのは、普通の小説とは違った読み方ができる。読んでから見るか、見てからよむか、いずれもよし。さらに大河の場合、歴史の事実がストーリーの裏にある。それがわかっていながら物語として読むことに別の楽しみ方がある。幕末の荒波の中の人々の生き様を映像で感じ、活字で感じとってください。 （2013年04月14日） | ||
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| abさんご | ||
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| 文学の可能性、小説の可能性はまだまだ無限である。そう思わせてくれる超実験的小説に出会えた。ご存知の、これが芥川賞受賞作。とかく著者の最高齢受賞が話題になりがちだが、作品の真価は間違いないとのお墨付き。横書きでありながら、やまと言葉を駆使した文体は、たしかに読み応え感がいっぱいで、いつもとは違った気力を求められるかもしれない。しかしながら、こんな読書体験も貴重である。「読んだぞ！」っていう充足感に包まれる心地よさがある。著者の初期作品も興味をそそられる。ひとりの作家の年輪がひしひしと伝わって心地よい。 （2013年03月21日） | ||
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| きみはいい子 | ||
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| “虐待”や“学級崩壊”といったテーマでつながった短編連作集。だがテーマの重さを感じないのは、静かな文章の流れのせいだろう。読後にズシリとくる感覚がこの作品の完成さを裏付ける。人はふれあわなければ生きていけない、そしてさりげなくかわされるコトバが、相手にどのように伝わって、どのようにしみこんでいってしまうのか。ふと、考えこんでしまう。身近でさりげない物語だが、胸打つ作品に出会えた。 （2013年02月24日） | ||
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| 何者 | ||
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| 見事「直木賞」を射止めた話題作。「桐島、部活やめるってよ」の小説すばる新人賞受賞で、鮮烈な作家デビューを果たしたのも、ついこの間のはずだが、見事に頂点をとってしまった。読ませる文章力は一級品だ。就職活動の6人の物語といってしまえば平凡だが、その密度の濃さは読めばすぐにわかる。SNSやツイッターなどという現代の素材をそここにちりばめながら、物語はぐいぐいと進んでいく。さわやかな青春小説が見事な文学作品として完成されている。目が離せない直木賞作家、朝井リョウを追い続けてみてはいかがでしょうか。 （2013年02月24日） | ||
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| 一途一心、命をつなぐ | ||
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| 天皇の心臓手術執刀医は、実に人間味のあふれる医師だった。自分の父親の手術がきっかけで、今の自分があるという。苦悩や挫折を繰り返しながら、医師として成長を続けている。そして、大学教授という立場にあることで、医療改革にも関心をかたむける。こんな医師がいることに、読むものは大きな期待をかけずにはいられない。「一途一心」とは「ひたすら、ひたむき」という意味。大事な言葉を知った気がした。 （2013年02月24日） | ||
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| 世界から猫が消えたなら | ||
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| 本屋大賞ノミネート作品。ようするに全国の書店員さんが一番売りたい本に推しているというのだから、読む価値はありそうだ。主人公は余命あとわずかと宣告された30歳の郵便配達員。最後の7日間に何を残そうかと考えた。感動的な人生哲学を感じさせる。敏腕映画プロデューサーが初の著作に挑んだのがこれ。そのままテレビドラマになりそうなちょっと映像的なお話です。 （2013年02月24日） | ||
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| 思わず人に話したくなる埼玉学 | ||
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| 「埼玉って、特徴ないなあ」なんて思っている方いませんか。この本にはわが郷土“さいたま”の自慢ネタがぎっしり詰まっています。こんなに住みよいのに、何かインパクトにかけるなあ、なんて思っているかもしれません・・・が、いやいやたいしたもんですよ。すぐ近くのあの町、ちょっと足を伸ばせばいけるあの町、そんな町にこんな秘密や、由緒があったのです。休日のお出かけガイドブックにもぴったり。埼玉らしい、派手さはないかもしれないけれど、面白さいっぱのわがふるさとだと実感できます。 （2013年02月24日） | ||
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| 謎解きはディナーのあとで３ | ||
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| 大人気シリーズの第三弾！執事とお嬢様新米刑事との絶妙な掛け合いがたまらない大人気ミステリだ。本屋大賞第一位以来のシリーズは文句なしのできばえ。書き下ろし作品も加えた今回の一冊も、読者を楽しませてくれる。今年夏の映画化でさらに話題沸騰は間違いなし。難解事件を楽しみながらいっしょに解決してみたい。やっぱり本って楽しいですね。 （2013年02月11日） | ||
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| 僕の死に方 エンディングダイアリー500日 | ||
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| もうあの独特の語り口調がナマで聞けないのは残念。メディアを通して話題と情報をふりまいていた金子さん。41歳の若さで亡くなった人気流通ジャーナリスト金子さんの最期はあっぱれすぎる。家族にそして金子さんを知る多くの人に、あふれんばかりの愛情を、いや情報を残して逝った。金子さんらしすぎる最期に脱帽、そして感動。冒頭の奥様からのメッセージは心がつまる。まさに命がけの一冊。ご冥福を祈りつつ、金子さんのメッセージを存分に受けとめたい。 （2013年02月11日） | ||
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| ふくわらい | ||
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| やはり小説はこうでなくてはならない。読んで引き込まれ、読後感も十分にある。これが西加奈子の作品世界なのだろう。一人の女性書籍編集者を主人公にして、ユニークというか個性派ぞろいの登場人物がまわりをうろつく。クセモノ？ぞろいの作家先生とのかかわりの中で、主人公は変化していく。特に後半のもっていき方はあっぱれ。ある意味、異色の小説。それだけ読み逃ししたくない作品だ。 （2013年02月11日） | ||
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| ＵＧＬＹ | ||
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| 21歳のベストセラー小説家と映画監督志望の大学生が出会い、恋におちる。“作家”加藤ミリヤの姿が見え隠れする。加藤ミリヤは、根っからのクリエイターなのだろう。感じたことを発信して、コトバや音やカラーにして、人に伝えることができる才能の持ち主なのだ。作詞、作曲、ファッションデザイナーと彼女の才能が無限の翼を広げている。テンポよく流れる会話が、一気にページをめくらせる。 （2012年12月24日） | ||
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| 母性 | ||
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| 「これが書けたら作家を辞めてもいい」あの湊かなえが、ここまで言い切って書き下ろした話題の長編小説。舞台は高台の美しい家。母と娘が記憶と記録をたどりたぐり続ける物語が展開する。デビュー作「告白」でセンセーショナルに登場して以来、独特の読後感を残す世界に、湊ファンは増殖する一方である。そんなファンをも、また驚かせてしまうような本作。著作11作目にして、また新たな境地を開拓した感にあふれている。 （2012年12月24日） | ||
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| 禁断の魔術 | ||
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| ガリレオ７に続く、ガリレオ短編集の最新作が早くも登場。しかも掲載の4編が完全書き下ろしのうえに、シリーズ最高峰との前評判なのだから、読まずにはいられない。あまりもの完結ぶりに、これで完結との噂もあるが、ファンは黙ってはいないだろう。科学者湯川の人物像がより深く描かれている。単なる謎解き、犯人探しでないミステリーの醍醐味を東野作品は教えてくれる。とにかく読んで損なしの一級のエンタテインメント。 （2012年11月05日） | ||
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