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けやき書房のレビュー |
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掲載レビュー全242件 |
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伊坂、久々の長編は、やはり快テンポ | ||
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いつもの伊坂の様に、快適なテンポで話は進むが、第1部第2部第3部は、さまざまな伏線がはられている。第4部で急展開。読者は、主人公になった気持ちで一緒に逃げている気分になるだろう。 (2010年12月21日) | ||
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奥田らしい愚にもつかないお笑い小説 | ||
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愚にもつかないお笑い小説を書く偏屈な作家で、N木賞をとってから預金残高が1億を超え贅沢な生活を送っている奥田英朗の最新短編集は、家をテーマにしている。倒産や夫婦別居も奥田にかかれば楽しい在宅生活のスタートとなる。軽妙で含み笑いが絶えず、思わず納得する。 (2010年07月21日) | ||
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「在日」青春文学はかっこいい | ||
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「在日」文学といえば、硬い、読みづらいなどの印象がありますが、これは軽快な恋愛小説なのです。強くてかっこのいい若者杉原が、自分を見つめながら生きています。元ボクサーのオヤジとのふれあいが心を打ちます。さわやかで、しかも泣けます。ところで、なぜ「在日」がかっこ書きなのか、最後まで読むとわかります。在日米軍とは違うのです。 (2010年07月15日) | ||
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主人公は奈良の鹿? | ||
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鴨川ホルモーは京都が舞台だったが、今回は奈良。主人公はさえない教師だが、鹿ももうひとりの主人公。荒唐無稽、ドキドキ、無理矢理の連続だが面白い。 (2010年07月15日) | ||
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爽やか穏やか感動的、しかも笑える | ||
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映画をテーマにした連作短編集。今まで以上に軽快でGOの金城とは違うような面も見える。すぐに映画を見に行きたくなる。(実際には上映してないのでDVDを借りたくなる)勿論若い人向きだが、中高年だって読めば青春できる。祖母を思う孫たちの心と映画への愛が感動的に伝わって、ラスト作品では涙するかも。 (2010年07月15日) | ||
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伊坂が笑える麻雀小説 | ||
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男女5人の大学生の青春物語。いつもの通り音楽がバックにあって、今回作は麻雀とサン=テグジュペリが添えられている。麻雀が分からなくても楽しめるが、「1・4索でロン」のくだりで大笑いするには多少知ってる方がよいかも。5人のキャラがそれぞれ面白く、私は「俺たちがその気になれば砂漠に雪を降らすことっだってできる」と熱弁する西嶋君に惹かれる。 (2010年07月15日) | ||
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こんな馬鹿げた作戦で若者たちの命を奪わねばならなかったのか! | ||
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孫がゼロ戦特攻した祖父のことを調べるというカタチで普通の戦記ものとは違う切り口になっている。ゼロ戦特攻員たちの純粋さと、軍幹部の無責任ぶりがが浮き上がり、こんな馬鹿げた作戦で若者たちの命を奪わねばならなかったのかという哀しみと怒りがこみあげる。 (2010年07月15日) | ||
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爽快さと切なさが交錯する | ||
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小太郎少年は、すごい腕前の鉄砲打ちであるが、それゆえの災難を恐れる祖父とともに山奥深くに住んでいた。戦国大名の家臣に、その腕を見られてしまい、愛する者すべてを失うことになった。のぼうの城は爽快な読後であるが、この作品は、爽快さとともに、せつなさが漂う。 (2010年01月11日) | ||
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三美人が主人公、句会が舞台で楽しめる | ||
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さすが直木賞候補作になるだけの面白さです.三美人が集う句会が舞台になっている連作短編集です.ビジュアル的にも面白そうな話ですが、句会の様子は実際に俳句を作る人にも納得させるものになっていると思います (2009年09月02日) | ||
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日本文学の代表作家、太宰の話題作品集 | ||
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ヴィヨンとは15世紀フランスの詩人で放浪無頼の人生を送る。ヴィヨンまたは太宰自身を思わせる大谷と妻との奇妙な夫婦生活を描く。 人間失格は言うまでもなく太宰の代表作にして日本文学のNO1作品。 (2009年08月01日) |
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23歳の元クラスメート女同士の友情、同居生活を書いた作品 | ||
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第141回芥川賞候補。前評判も選考委員の評価もよく最後まで受賞かと思われたが、惜しくも逃す。 フリーターと無職の23歳の元クラスメート女同士の友情、同居生活を書いた作品で、日常が面白く描かれている。 (2009年08月01日) |
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祝!芥川賞 20数年間の夫婦の日常を描く | ||
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祝!第141回芥川賞受賞。他作品を圧倒して選考委員の賞賛を集めた。お互い30過ぎで付き合い、なんとなく結婚してしまった夫婦の20数年間の日常生活を描く。といっても11年間は一言の会話もなかったと一言ですまされている。語り手である夫は、なんでも論理的にとらえ、妻はいつも不機嫌であった。夫の不倫。娘の誕生。11年の会話なき生活の後、マイホームを建てる。海外勤務の後、夫を待っていたものは? 改行の少ない、あくまで論理的な文章であるが、描写が優れていて読みやすい。 (2009年07月24日) |
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映画化が楽しみ | ||
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エンタテイメント歴史小説の傑作。とにかく面白い。のぼう様の決断のシーンでは、思わず胸が高鳴る。 (2009年06月26日) | ||
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何歳の方でも必読!日本文学の代表作品!頂点!基本! | ||
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誰もが知ってる日本文学の代表作品です。特に10代で最も読まれている作品です。 社会に受け入れられない純粋さがテーマのひとつであるため、20代30代で読んだら恥ずかしすぎるとか、暗くて嫌だとか見る向きもありますが、何歳で読んでも、文章の鋭さ美しさ深さにハッとします。太宰は、「人間、失格、もはや、完全に人間でなくなりました。」から自殺したのではなく、完全な文学作品を残せたから命を絶ったのかとさえ思えます。 (2009年06月25日) |
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風間完の挿絵が旅情をそそる | ||
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松本清張の初の大ヒット作品。この作品で社会派推理小説というジャンルが確立した。 後世のヒット作家に大きな影響を与え続けている。文春版は、風間完の挿絵が旅情をそそる。2002年菊池寛賞を受賞。 (2009年07月09日) |
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本屋好きなら見逃せない | ||
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本好きの中では本屋好きの方も多いですね。そんな方には見逃せない本屋を舞台にした連作短編ミステリー集です。本屋の店員が語り手、学生アルバイトが探偵役になっています。本屋の日常がよくわかり、なおかつ面白い人情ミステリーとなっています。 (2009年06月28日) | ||
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戦国サラリーマン、宮仕えはつらい | ||
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戦国時代の武士が、主人から与えられる無理難題に苦しむ話などが多い8編の短編集。難儀でござる、いっぱいいぱいでござるといいながら、真面目に主人の難題に取り組む主人公たちの様子が笑わせる。 (2009年06月28日) | ||
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「るるぶ吉原」か「吉原の歩き方」か | ||
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タイトルどおり、「るるぶ吉原」か「吉原の歩き方」かというような吉原観光案内という形になっている。勿論いちげんさんお断りなのでこの本片手にタイムマシーンに乗っていっても、上げてはもらえないだろう。吉原についてよくご承知の方には退屈かもしれないが、私には興味深い。花魁葛城はなぜ消えたかという本筋は、ミステリー仕立てではあるが、こちらはむしろサイドストーリーと言っても良いかもしれない。 (2009年06月28日) | ||
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昭和ホームドラマを見るような | ||
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明治18年創業の古色蒼然たる古本屋が舞台。春・夏・秋・冬の4章からなる。4世代同居の賑やかな一家におかしな事件が降ってくる。昭和ホームドラマを見るような展開であるが時代設定はイマ。心温まり、笑えたりもする。登場人物もホームドラマ風である。続編も文庫で出ている。 (2009年06月28日) | ||
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空中ブランコの伊良部が登場ますます暴走 | ||
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札束が乱れ飛ぶ町長選挙は、離島のお祭り。伊良部さえ引く大騒ぎの結末はナント!?(町長選挙)表題作のほか、ナベツネらしき大新聞会長の「暗闇恐怖症」ホリエモンらしきIT長者の「ひらがなアルツハイマー」黒木瞳らしきカリスマママ女優の「年齢をとる恐怖症」などを超自然体の伊良部が癒す3篇の短編集。空中ブランコのばかばかしさが、さらに暴走して気楽になれる。 (2009年06月28日) | ||
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