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(有)フジヤ書店のレビュー
 


流氷の街・網走よりオススメの本のご紹介です。近くにお越しの際は遊びに来てください。

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掲載レビュー全922件
 
ちひろの絵のひみつ
ちひろ美術館/編
講談社
税込価格  1,760円
 
通常1〜2日で出荷
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「ひみつ=魅力」がいっぱい詰まってます
おすすめ度:
誰でも一度は目にしたことがあるでしょう、いわさきちひろさんの絵。60〜70年代前半に活躍し、没後30年たった今でもなお、人気は色あせません。ここでは「絵のひみつ」というタイトル通り、使いこまれた画材や絵画技法、制作プロセスなどを全編に渡って紹介しています。得意としていたという紫色の使いこなし術、余白や白抜きにみる白の効果、惹き込まれそうな瞳の表情の描き方…。このように、何気なく描かれているようにみえる絵には、一枚一枚実にいろんな「ひみつ」が隠されていたのです。絵画を学ぶ人やファンはもちろん、多くの人に手に取ってもらいたい、そんな一冊です。 (2006年07月28日)
スージーの「たいせつなもの」
渕上サトリーノ/ぶん さわたりしげお/え
自由国民社
税込価格  1,047円
 
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いつもどおり、それがしあわせ
おすすめ度:
やわらかい色づかいの絵と、心がほわっと温かくなるお話の見事なコラボ。大きくつぶらな瞳が愛らしいネコの「スージー」のなんでもない、けどしあわせな一日を描いた絵本です。ネコの寝る姿を見て「何も考えてなさそう…」とよく思ってしまいますが、みんなスージーのように、いろんな香りをかぎ、いろんなしあわせを感じて毎日過ごしているのでしょうね。今、あなたの足元でまんまるく寝ている彼らも、今日一日たくさんのしあわせをかいで、お腹いっぱいになっているのでしょう。「しあわせいっぱい見つかった?」ときっと聞いてみたくなりますよ。 (2006年07月28日)
表現したい人のためのマンガ入門
講談社現代新書 1847
しりあがり寿/著
講談社
税込価格  792円
 
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努力すれば、夢がかなう確率があがる!
おすすめ度:
しりあがり寿氏のマンガ入門書であります。が、読み進むうちに感じることは、マンガだけでなく、もっと奥の深い幅広い内容であるということです。もちろん、絵コンテやコマ割りなど、専門的なことも出て来ますが、「売れるために必要なもの」とか「自らをマネージメントする」といった話は、ビジネス書のようですし(しかも、よりわかりやすい)、また自己表現について語るところは、まさに自己啓発本です。笑いのくすぐりどころも多々あり、さすがしりあがり先生!と、有難く読ませていただきました。「人生とは○○だ!」「こう生きるべきだ!」と声高に言われるより、しりあがり氏のやわらかい言葉の方が、耳を傾ける人も多いのではないでしょうか。 (2006年07月24日)
きらきら研修医
織田うさこ/著
アメーバブックス
税込価格  1,257円
 
絶版につきご注文できません
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チビでノロマな女医です
おすすめ度:
2004年「新臨床研修制度」が発足しました。この制度は研修医が自分の専門とする科だけでなく、広く知識を身に付けるため数ヶ月単位でいろんな科を研修して回るというもの。著者は制度がスタートして初年度の研修医だったという事もあり、本書はその研修の中身、つまりはかなりのドタバタぶりが垣間見える奮闘記となっております。ましてや体も小さく童顔、ドジでノロマ…(本人談)というから何も起こらないはずがない!と思いきや、本人以上におかしな言動でこの新米研修医を次々と困らせる、医師や患者さんたち。ガチャピン〈?〉やムック(?)に「ちょっと待ったー!」「ふざけるなー!」と(心の中で)叫ぶ毎日。2年間の研修期間で医者としてはもとより、人間としてもしっかり鍛え上げられて、ちょうど今頃は立派な女医さんになっているに違いありません。 (2006年07月24日)
伝説の居酒屋つまみ vol.4
インデックスMOOK
モール・オブ・ティーヴィー
税込価格  713円
 
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「出来たて」の美味に、勝るものなし
おすすめ度:
全国の郷土料理レシピというと、その土地の名店のもの?と思いますが、こちらは全て東京のお店。今「郷土料理」の看板をあげ、全国各地の味が楽しめる店が人気とか。難しい食材はなく、肩ひじはらない居酒屋さんが、夏のお酒のつまみメニューレシピを公開します。料理に合った地酒の紹介や、各店長のオススメコメントあり。後半は、各メーカーのビールに合うおつまみメニュー紹介も。自宅にいながら、各地の名物料理を手軽に楽しめる(しかもビール片手に!)。う〜ん、ウレシイですね! (2006年07月24日)
たべる
谷川俊太郎/文 井上洋介/絵
アートン
税込価格  1,650円
 
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たべるって、どういうこと?
おすすめ度:
おかしが大好きなたかし。おかしばかり食べ、歯もみがかず眠ってしまうたかし。そんなたかしがある夜目を覚ますと、見たこともない森の中に立っていて…。そこからたかしは、想像したこともない危険に見舞われます。食べるということ、食べられるということ。生きていくために食べることが必要なのだと、極限状態におかれたたかしは、頭ではなく体で理解していきます。汚いとか嫌いと言っていられない状況で、今食べなくては死んでしまうという体からのメッセージを受け、たかしは食べます。その「たべる」と、今までダラダラおかしを口に入れてきた「たべる」は、同じ?子供もビックリ!の迫力ある絵も、内容に負けず強烈です!! (2006年07月24日)
怪しいお仕事!
新潮文庫 き−28−1
北尾トロ/著
新潮社
税込価格  524円
 
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口も八丁手も八丁
おすすめ度:
世間でいう「怪しい職業」に就いている方々に、北尾トロ氏が独自の手段で接触。時には自らその世界に飛び込み、貴重な体験をレポートしています。ニセ当たり馬券で信用させる「競馬の予想屋」や真実を報告しない「悪徳興信所」、警察からの謎の依頼も受ける「カギ師」など。普段の生活では関わることのないであろう「裏稼業」の世界。取材の結果、構成しているのは意外と一匹狼だったり、業界内でもある程度のルールがあったりするそうです(決して一般社会では通用しませんが)。そもそも、集団で組織化したり、儲かれば何でもアリなんてことになると、それはもう「怪しい」ではなく「ヤバイ」お仕事になってしまいます。 (2006年07月20日)
パリの職人 カラー版
角川oneテーマ21 C−110
吉村葉子/〔著〕 宇田川悟/写真
角川書店
税込価格  996円
 
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本物のみが持つオーラを感じて
おすすめ度:
日本の文化に根づいた様々な職人がいるように、パリにもフランス人の審美眼に育まれた技を持つ、沢山の職人がいます。この本で紹介されるのは、パイプ・銅板・額縁から、彫金・革工芸・お菓子まで、様々な分野の職人の方々。製本はグーテンベルクの時代と変わらぬ道具を使い、装丁してしまうというから驚きですし、文具を扱う店の話からフランスの小学生の筆記用具が万年筆である(消せるものはダメ)というマメ知識を仕入れたり。職人の技が、歴史の中でどのように育まれたのか。技を守り続ける職人の人生とは。美しいカラー写真と共に、お楽しみください。 (2006年07月20日)
おいしいローカル線の旅
朝日文庫 か36−1 シリーズオトナ悠遊
金久保茂樹/著
朝日新聞出版
税込価格  660円
 
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旅に出て、五感を磨こう!
おすすめ度:
絶景に目を奪われ、方言に耳をそばだて、自然の恵みを味わい、人情に触れる。スローな旅だからこその楽しさが、ここに溢れています。ローカル線の美味しいものを求めて35年!の長旅を続けている著者が、そのこだわりをお伝えします。ローカル線の揺れが心地良く感じられるのは、母親の心臓のリズムだからではないか、という著者の言葉に、あの「ガタン、ゴトン」という響きを懐かしく思い出す方もいるはず。ゆっくりのんびり味のある旅に憧れつつも、せわしく時を過ごす貴方に、うってつけの一冊です。 (2006年07月18日)
津々浦々「お化け」生息マップ 雪女は東京出身?九州の河童はちょいワル? 将門の首塚から河童村まで全国の“あやしいもの”分布を一挙紹介!
大人が楽しむ地図帳
宮本幸枝/著 村上健司/監修
技術評論社
税込価格  1,738円
 
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人の数だけ怪異がある
おすすめ度:
夏と言えば、お化け。ということで、北海道から沖縄まで、全国の「お化け生息地」を一挙にご紹介します。「お化け」とひと口に言いますが、ある土地では妖怪と語られるモノが、別の土地では神様として崇められていたりと、所変わればお化けも変わります。全国の伝説・伝承スポットを掲載し、また有名どころの遠野・京都・東京(江戸の本所七不思議)などは徹底レポートも組まれています。中でも広島県の「稲生(いのう)物怪録」の面白さと、熊本県の「アマエビ」の図(当時の役人が描いた画伯並みの絵!)には、惹かれるものがありました。自分の住む土地にどんなお化けがいたのか、故郷には今もお化けがいるのか、など興味は尽きません。 (2006年07月17日)
キミは他人(ひと)に鼻毛が出てますよと言えるか
幻冬舎文庫 き−17−1
北尾トロ/〔著〕
幻冬舎
税込価格  660円
 
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喜ばれるか疎まれるか、それが問題だ
おすすめ度:
常々、日常生活のなかに潜む「一度やってみたかった」という事柄に北尾トロ氏が挑戦。実行したところで、人に感謝されるとかほめられるとか、必ずしもそうではないのですが「やろうかな、やめようかな、どうしようかな」と決行するまでのトロ氏の心の葛藤が実におもしろく、その過程に手に汗握ります。電車に乗り合わせた人や、街で一人でいる人に話しかけたりして、ホモに間違われ逃げられたり、公共マナーを守らない若者に注意をして反撃されたりして、前半は初対面の相手にささやかな勇気を振りしぼって撃沈。後半は23年前に好きだった女性に時を越えて告白し、つかの間学生時代に戻ったり、クラス一丸でさんざんイジメた先生に今さらながら一人で謝りに行ったりして、長年抱えていたモヤモヤをスッキリ解消。どれも自己満足の域を出ませんが、あなたもこんな「やってみたかった」こと幾つかあると思います。ですが、実行する際はトロ氏のように変人扱いされないよう細心の注意を払って下さい。 (2006年07月17日)
カトカルチョ 究極のサッカーコラム70発
カトリーヌあやこ/著
マガジンハウス
税込価格  1,320円
 
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”テレ朝”角澤アナの迷調子に爆笑!!
おすすめ度:
日本を吹き荒れたW杯の嵐も去りましたが、サッカー界はオシム日本代表監督候補や、中田ヒデの引退など、まだまだ話題は尽きません。そんな中、お笑いスポーツコラムニストのカトリーヌあやこ氏が緊急出版!フランス大会から、日本代表をアツく見つめ続けてきたカト氏が、W杯観戦のツボとキモをご案内。内容は、ドイツ→日韓→フランスと、話題の新しい順に構成されております。選手の成長ぶり楽しんだり、時代を感じたり。またJリーグについても、浦和のサポーターとしてアツく語ります。サッカーに詳しくない方でも笑いどころ満載です。サッカーコラム70連発、ご賞味あれ! (2006年07月14日)
祝!中古良品 アカセガワ版養生訓
赤瀬川原平/著
ベストセラーズ
税込価格  1,650円
 
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人間誰しも、いつかは中古品
おすすめ度:
子供のうちは日々成長するから、新品を生きているとも言えるが、その後はもう中古品。「中古人体」となった著者が自らの体をカメラに例え、古くとも手入れのゆき届いた「中古良品」たるべく、人体の健康について考察します。貝原益軒の養生訓も取り上げ、”仰向けで寝るべからず”にはうなづき、”焼酎は多く飲むべからず”には首をひねる。南伸坊氏との対談は、共に中古品仲間として、病気自慢や新品原理主義の危うさについて語り合う。「中古良品」は、既に使用に耐えているという点で、新品よりもはるかに強い、という言葉に励まされる方も多いのでは…。 (2006年07月14日)
ホームベーカリーだから美味しい!黄金の配合率でつくる焼きたてパン “スイッチポン”でシンプル食パンから天然酵母パンまで!
浜田美里/著
河出書房新社
税込価格  1,650円
 
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幸せの香りが、家の中を漂います
おすすめ度:
手作りパンに憧れたものの、手ごねは大変そう。でも添加物は気になるから、手作りしたい。ここで登場するのが、ホームベーカリー。材料を入れてスイッチ・オンで、できちゃう!でも、作るパンは説明書に載っている数種類のくり返し。いろんなパンに挑戦したいナー…。そんな悩みをお持ちの方にオススメするのは、こちら。”黄金の配合率”というヒビキが、甘い香りを誘います。誰でも、いつでも、簡単にパンが焼けることを願う著者に感謝!モチモチ、サックリ、あなたはどの食感をお望みですか?黒糖、クルミ、よもぎ…何の味がお好みですか?さあ、Let's パン作り! (2006年07月14日)
百万の手
創元推理文庫 Mは1−1
畠中恵/著
東京創元社
税込価格  880円
 
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お前は一人の人間だ。一生懸命生きていればいいんだ。
おすすめ度:
『しゃばけ』シリーズの著者・畠中恵が、舞台を現代に移して描くファンタスティック・ミステリ。中学生の夏貴は、焼死した正哉の携帯から聞こえてくる本人の声に動かされ、火事の原因を探り始める。信じていた人に失望させられ、鬱陶しく感じていた人が支えになってくれる…。14才の少年の心は揺さぶられ続けるが、それでも夏貴は死んだ正哉の為に、そして最後は自分自身の為に、つき進んでいく。前半はファンタスティック・ホラーの感があり、後半は一転してバイオレンス溢れるミステリーに変わる。義父とのデコボコ・コンビも、時に胸をつまらせ、時に痛快に、と心地良い。「今、目の前にあるものを、きちんと見据えろ。」義父の声を背に、夏貴は明日に踏み出していく。 (2006年07月13日)
山わたる風
伊藤健次/著
柏艪舎
税込価格  1,980円
 
絶版につきご注文できません
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ようこそ、いのち巡る北の山へ
おすすめ度:
北海道の山野を広く歩き、野生の生命力を時に力強く、時にやさしく撮り続けてきた著者が贈る”いのちたちの記録”です。クマの冬眠穴から覗いた景色をスタートに、野の花、鳥たち、鹿に熊にキツネと、北海道の四季を生きる命が目の前に広がります。シマリスの器用な手の仕種やテンのあくびに思わず笑みが浮かび、鹿笛を吹いて隠れていたら声が返ってきて、ドキドキしてひそんでいたら、現われたのは鹿笛を吹いていた猟師だったというちょっと冷や汗ものの体験談もあったり。「自然とは、訪れる場所ではなく、帰る場所。」と語る著者は、今日も耳をすませて野を歩くのです。 (2006年07月13日)
よいしょ
フォトポエム絵本
工藤直子/作
小学館
税込価格  1,320円
 
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小さな世界の出来事に出会う時、必要なのは、深呼吸とため息
おすすめ度:
詩集『のはらうた』で、沢山のいきものたちの詩をうたった工藤直子さんの最新刊です。可愛い写真と共に綴られた詩集は、「よいしょ!」のかけ声がいっぱい。重い石を持ち上げて芽を出すインゲンマメくんから、緑の宝石のようなアマガエル、ニラメッコやる気満々のイトトンボに、背中に水滴を乗せたカメムシくんまで、いとおしい命が輝いています。ふんばれ!ファイトだ!すすめ!いろいろなファイトが、読んでいる人にも力を与えてくれるようです。 (2006年07月13日)
東京R不動産
東京R不動産/著
アスペクト
税込価格  1,540円
 
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自信をもって紹介します
おすすめ度:
ウェブサイト上で物件を公開している「東京R不動産」。実際に借り手のついた物件や、イチオシの物件などを、まとめて一挙に紹介しているのが本書です。ここで取り扱っているのは、普通の不動産屋では評価されにくい、理解されにくい物件ばかり。「駅近く」だとか「新築」だとか、そーいう基準はここでは関係ないのです。その代わり「改装OK」「レトロ感たっぷり」「倉庫一軒まるごと」など、借りた後の生活をいろいろ想像したくなるような条件のもと、楽しい物件が揃っています。家具の配置やカーテンの色を考えるだけの引っ越し、もう古いのかもしれません。 (2006年07月06日)
きみのいる生活
大竹昭子/著
文藝春秋
税込価格  2,305円
 
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いろんな子のいる生活
おすすめ度:
最近、いろんな動物がペットとして飼われるようになりましたね。今回の主役もまだまだペットとしてはめずらしいスナネズミ。しかも衝動買い(飼い?)で、ご主人がこのお宅へ連れて帰ってきたのが始まりでした。初めのうちは「ネズミにエサを与えて飼うなんて…」と思っていた著者も、かわいい仕種にすっかりメロメロ。この日からスナネズミのいる生活が始まったのです。後に彼らは、ネズミ算とはいかないまでも、大家族になってゆくのですが、一匹一匹性格や行動に違いがあるのを発見していったご夫妻の観察力には、頭が下がります。そして相性がいいとか悪いとかケージをいくつかに分けて生活させたり(マリア荘や独身寮と名前をつけて)。スナネズミの寿命は三年くらい。このお宅の子たちは、たとえ小さくても短くてもご夫妻の生活に潤いを与え、精一杯充実した人生を送ったことでしょう。 (2006年06月28日)
水木しげると行く妖怪極楽探検隊
荒俣宏/著
角川書店
税込価格  1,760円
 
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旅と妖怪の非常に深い関係
おすすめ度:
水木しげる先生と、その一番弟子・荒俣宏氏が、妖怪を訪ねて世界を回る探検記だ。ニューギニアのジャングルで精霊を感じ、舞踏儀式の輪に入って踊る。ヨーロッパの怪奇ツアーでは、死者の都市・怪物庭園・蝋細工の恐怖劇場や人体解剖に歓声をあげる。ナポリでは、心臓と血管を完全に残した骸骨標本にくぎづけになり、世界一ミイラの多い地下納骨堂で死者について考える。後半の妖怪論は、水木先生が示唆された妖怪の考え方がより鮮明に表されていて、必読である。 (2006年06月28日)

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