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けやき書房のレビュー |
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掲載レビュー全242件 |
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爽やか穏やか感動的、しかも笑える | ||
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映画をテーマにした連作短編集。今まで以上に軽快でGOの金城とは違うような面も見える。すぐに映画を見に行きたくなる。(実際には上映してないのでDVDを借りたくなる)勿論若い人向きだが、中高年だって読めば青春できる。祖母を思う孫たちの心と映画への愛が感動的に伝わって、ラスト作品では涙するかも。 (2007年08月30日) | ||
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デビューから現在まで伊坂の短編4編 | ||
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2001年のデビュー短編から最新書下ろしまで4編の短編集。文体がほとんど変わってないのに驚く。(単行本化で加筆修正はあるだろうが)伊坂の短編の軽快さはデビュー以来なのだ。 (2007年08月16日) | ||
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ラストの2重のドンテン返し | ||
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最初は東野は不倫小説も書くのかと、思っていたら、やはり、ミステリー作家。ラストの2重のドンテン返しが用意されていた。読者も主人公も見事に裏をかかれている。 (2007年08月16日) | ||
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2007本屋大賞受賞 | ||
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スポーツ青春小説は、サッカーなどの球技が多いが、これは、陸上100×4リレーに懸ける高校生が主人公。このまっすぐな気持ちは小学校高学年でもわかるだろう。思わず一緒に走りたくなるような熱さが伝わる。 (2007年08月12日) | ||
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「るるぶ吉原」か「吉原の歩き方」か | ||
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タイトルどおり、「るるぶ吉原」か「吉原の歩き方」かというような吉原観光案内という形になっている。勿論いちげんさんお断りなのでこの本片手にタイムマシーンに乗っていっても、上げてはもらえないだろう。吉原についてよくご承知の方には退屈かもしれないが、私には興味深い。花魁葛城はなぜ消えたかという本筋は、ミステリー仕立てではあるが、こちらはむしろサイドストーリーと言っても良いかもしれない。 (2007年08月12日) | ||
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療養中の病院で記した最後のメッセージ | ||
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ガラスのうさぎの作者が療養中の病院で記した最後のメッセージ。すべての心と限りある命をかけたお願い。 「戦争のために、他国の人も殺さず、自国の人も殺されない、世界に誇れる憲法9条を守り続けてください。」 「戦争をおこすのも人のこころ、おこさないのも人のこころ」 最近の戦争へと向かう世の中の動きに、渾身のメッセージが込められている。 (2007年08月12日) | ||
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祝芥川賞 リズムに乗って気楽に読もう | ||
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作者は、群像新人文学賞をこの作品でとったと言うこと以外まったく無名である。 実験的なやや難解な話であるがリズムに乗って気楽に読んでいれば、面白く笑えるところもある。語り手の叔父のことを書いている。叔父は凡庸を嫌うアサッテの人である。 ポンパなど意味不明の言語を発している。叔父とポンパを含めたアサッテを描くというのがこの作品のテーマである。 単行本になって、緑色の本の1ページ目がいきなりアサッテになっている装丁も笑った。 (2007年07月24日) | ||
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直木賞候補作、三美人が主人公、句会が舞台で楽しめる | ||
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失礼ながらあまり知名度のない作家が補直木賞候になっているので、急いで読みました.さすが候補作になるだけの面白さです.三美人が集う句会が舞台になっている連作短編集です.ビジュアル的にも面白そうな話ですが、句会の様子は実際に俳句を作る人にも納得させるものになっていると思います. (2007年07月19日) | ||
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昭和ホームドラマを見るような | ||
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明治18年創業の古色蒼然たる古本屋が舞台。春・夏・秋・冬の4章からなる。4世代同居の賑やかな一家におかしな事件が降ってくる。昭和ホームドラマを見るような展開であるが時代設定はイマ。心温まり、笑えたりもする。登場人物もホームドラマ風である。続編も出ている。 (2007年07月14日) | ||
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優しく恥ずかしく懐かしいときが描かれている | ||
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主人公島村はあるいは藤原本人がモデル。そして描かれているのは俺らの時代。あのときだ。ハードボイルドでありながら優しく恥ずかしげに書かれている。昭和40年ごろに高校大学を過ごした人たちには、懐かしくて気持ちが深く重くなるだろう。 (2007年05月27日) | ||
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描かれているのは俺らの時代 | ||
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主人公島村はあるいは藤原本人がモデル。そして描かれているのは俺らの時代。あのときだ。ハードボイルドでありながら優しく恥ずかしげに書かれている。昭和40年ごろに高校大学を過ごした人たちには、懐かしくて気持ちが深く重くなるだろう。 (2007年05月27日) | ||
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藤原の最高傑作 | ||
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今年5月59歳でに亡くなった藤原伊織の最高傑作。発表後12年を経てなお新鮮。団塊世代のあの時代が見事によみがえる。もうあの時代を書く作者がいないのが本当に残念です。 (2007年05月27日) | ||
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タイトルの答えがわかりますか | ||
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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」でブレイクした山田真哉の2年ぶりの書き下ろし。前作よりさらに読みやすくなっている。上巻となっているが上だけでも読める。タイトルの答えわかりますか?わからない方、興味を持った方是非読んでください。別著者の「99.9%は仮説」というタイトルの秘密も明かされる。 (2007年05月22日) | ||
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フジTVベストハウスで感動泣ける本第1位 | ||
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フジTV系ベストハウス123で感動泣ける本第1位になっている。大人向きの叙情メルヘン絵本。正体不明の生き物「いけちゃん」はいつも「ぼく」のそばにいて、ぼくを見てくれる。励ましたり、慰めたり、時には突き放したりしてぼくの成長を見守っている。前半は誰にでもあった懐かしい子供時代が叙情的に描かれている。懐かしさに浸っていると、ラスト近くで突然の感動がやってくる。結末がわかってから読み直しても再び感動できる。 (2007年05月13日) | ||
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奥田らしい愚にもつかないお笑い小説 | ||
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愚にもつかないお笑い小説を書く偏屈な作家で、N木賞をとってから預金残高が1億を超え贅沢な生活を送っている奥田英朗の最新短編集は、家をテーマにしている。倒産や夫婦別居も奥田にかかれば楽しい在宅生活のスタートとなる。軽妙で含み笑いが絶えず、思わず納得する。タイトルのどっかからとってきたような軽さも奥田らしい。 (2007年05月05日) | ||
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問われるのはいまの状況! | ||
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お台場にテロリスト出現。イベントでごった返す群集の真ん中でテロリスト対自衛隊+警察の銃撃戦が行われる。テロリストの黒幕は「北」か「カルト教団」が?お台場は粉と散るのか?今の日本の政治状況と国民感情の流れを下敷きにした壮大な作品。問われるのはいまの状況! (2007年05月04日) | ||
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泣かされるなと思って警戒してもやはり泣いてしまう | ||
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「いま、会いにゆきます」で日本中を泣かせた、市川拓司。こんどは、作者の罠にかかって泣くまいと、思っていても、やはり泣かせます。「そのときは彼によろしく」というところと、ラストは会心の泣かせどころ。 (2007年04月12日) | ||
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史上最年少の芥川賞受賞作、待望の文庫化 | ||
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史上最年少の芥川賞受賞で話題と売上をさらう。最近受賞後初の長編を発表し話題のヒトになっている。19歳の綿谷りさの描く高校生の孤独に浸って欲しい.グループから外れている私とにな川が主人公。はずれぶりと孤独ぶりを描いて見事。私(ハツ)は、にな川の背中を蹴りたいが、読者は私とりさたんを蹴りたくなる. (2007年04月06日) | ||
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図書館が舞台の痛快SF | ||
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1図書館は資料収集の自由を有する 2図書館は資料提供の自由を有する 3図書館は利用者の秘密を守る 4図書館はすべての不当な検閲に反対する 図書館の自由が侵されるとき我々は団結してあくまで自由を守る (図書館の自由に関する宣言)に沿って物語は展開する。 「あってはならない近未来」小説。図書館の自由を侵害する権力に武器をもって戦う図書館の図書隊新人の郁が主人公。こんな世の中になったらイヤという気持ちが迫る。 (2006年08月19日) | ||
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読み終えるのが切なくなる!2006年の傑作!! | ||
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何も特別な事件は起こらず、涙を誘う仕掛けもないのに、最後まで一気に読める。読みすすめていくうちに、この家族この物語と別れることが切なく辛く惜しくなる。懐かしい1972年というだけではなく、このやさしさにずっとつつまれていたいという思いになる。 (2007年01月02日) | ||
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