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平山書店のレビュー

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掲載レビュー全609件
 
博士の本棚
小川洋子/著
新潮社
税込価格  1,650円
 
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おすすめ度:
本に向き合い、言葉の海に身をゆだねながらいるとき、読書子の身は閉ざされたひとりだけの世界に置かれている。だがそんなとき、このような本に出会うと、世界の片隅に自分と同じ人間を発見したような連帯感めいた感情を覚えるのである。読書の愉しみは自分でじゅうぶん分かっているつもりであっても、同じ気持ちをもった人が世の中には他にいる、という事実を示されるたび、その回数ぶん歓びは増すのである。次の読書のための本選びとしても、あれこれ目移りしてしまうほど魅力的な書評が紹介されている。これでまた、積読が増えることを覚悟せねば。 (のり) (2008年04月19日)
口語訳古事記 人代篇
文春文庫 み32−2
三浦佑之/訳・注釈
文藝春秋
税込価格  880円
 
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文藝春秋社創立80周年記念として出版された『口語訳 古事記〔完全版〕』の文庫化作品である。膨大な分量のため、二分冊として刊行され、本巻は初代雄略天皇から第33代推古天皇までの時代を描く「人代(ひとよ)編」と名づけられている。目玉はなんといっても、ヤマトタケルの英雄譚。有名なクマソ退治の場面は圧巻。姫に化け、油断させてクマソに近づき剣で貫くという、知勇兼ね備えた英雄として描かれている。そのほかに本巻の大きな魅力となっているのは、日本各地の地名の由来である。例えば、焼津という地名はヤマトタケルが東征に赴いた際、だまし討ちで焼き殺されそうになり、剣で草をなぎ払い迎え火を焚いて窮地を脱したときの話からきている。ちなみに、三種の神器のひとつであるクサナギの剣の名の由来もここからきているという。巻末には地名索引も用意されており、資料的価値の面からもひじょうに充実した1冊である。 (のり) (2008年04月19日)
日本を滅ぼす教育論議
講談社現代新書 1826
岡本薫/著
講談社
税込価格  836円
 
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元文科省課長が語る教育改革失敗の本質。著者はこれまでの教育論議にはロジカルな視点が欠けていたと指摘する。例えば、結果として心をバラバラにしていくことになる「個性化・多様化の推進」について声高に主張しながら、同時に全ての子どもに「心の教育」が必要だと主張するようなことが挙げられるだろう。同様に、「個性化・多様化の推進」を国全体で一律に行うことの自己矛盾に気付いている人は少ない。こうやって例えを出されるとなるほどと納得させられるような実例が、本書の大部分を占めている。このロジカルな視点は、教育界のみならず、一般のビジネス界でも必要な視点であることには違いない。 (のり) (2008年04月17日)
壁に書かれた預言
集英社文庫 マ7−10
ヴァル・マクダーミド/著 宮内もと子/訳
集英社
税込価格  785円
 
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本書の読了後あとがきに目を通し、軽い衝撃を覚えた。それは著者が女流作家というところにである。訳文の雰囲気からはてっきり男性と思って読み進めていたが、あっさり裏切られた。これほど文章と著者のイメージが異なる作家も珍しい。彼女のホームページには写真も掲載されているので、興味のある方はぜひ一見のほどを。彼女、イギリスでは受賞歴もある有名な作家のようであるが、恥ずかしいことに読書子はこれが初めての出会いだった。サイコ・スリラーの名手らしく、最後にぞくっとするような仕掛けが施されている。かと思えば、軽いコメディタッチの作品もありなので、目の肥えた読者の皆さんにもきっとお気に入りの作品が見つかるに違いない。 (のり) (2008年04月13日)
こどもはおもしろい
講談社+α文庫
河合隼雄/〔著〕
講談社
税込価格  859円
 
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永らく文化庁長官を務められ、昨年7月に永眠された河合隼雄さんの対談集である。著者の功績に対し、心からご冥福をお祈りしたい。本書は、現役の教師を相手に河合さんが聞き手となって行った対話を中心にまとめたものである。それぞれ特色ある取り組みを実行して、着実に成果を挙げている教師ばかりで、教育には教える側の想像力が必要なんだということを強く感じさせられる。それにしても素晴らしい先生たちである。あれこれ知恵を絞り実行した取り組みが、子どもの成長となって実感されるなんて、教師とはなんとやりがいのある仕事ではないだろうか。われわれ大人は、ふだん学校での先生と生徒の姿を知ることが無い。この本にはそういった教師と子どもの日常のやりとりがよく描かれている。聞き手の河合さんのうまさもあって、新しい発見や驚きにあふれた1冊に仕上がっている。 (のり) (2008年04月12日)
麻雀放浪記 4
番外篇
文春文庫 あ7−6
阿佐田哲也/著
文藝春秋
税込価格  781円
 
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阿佐田哲也氏の傑作博打小説『麻雀放浪記』シリーズも本巻をもって完結する。本巻では、これまで主役を務めてきた”坊や哲”はサラリーマンなっておりほとんど麻雀を打たない。このシリーズの終末を認識させられる内容で、順番に読んできた読者としてはちとさびしい。それとは対照的にゴロとして健在なのが上野(ノガミ)の健こと”ドサ健”である。そのイカサマの腕は全く錆びておらず、いくつもの鮮やかな技を披露してくれる。このシリーズは終戦直後から約二十年間の世相とともに歩んできた。社会がいったん解体された戦後の混乱期において、個人の才覚がものをいった時代から、復興と共に個人から組織へと社会の重心は変わっていった。博打の世界にも描かれたこの移り変わりは、本シリーズを通して読みぬく際の大きな道しるべである。(のり) (2008年04月10日)
日本の歴史 1
列島創世記 旧石器・縄文・弥生・古墳時代
全集 日本の歴史   1
松木 武彦 著
小学館
税込価格  2,640円
 
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次代を担う若手の歴史学者たちが、最新の研究成果をいままでにない斬新な視点から歴史を描く。というコンセプトで企画されたこの『日本の歴史』シリーズをご紹介したい。旧石器・縄文・弥生・古墳時代を扱う本巻の特徴のひとつは、人工物や行動や社会の本質を心の科学によって分析しようとする「認知考古学」の導入である。このことは、戦後歴史学の理論的支柱のひとつとなるほどの大きな影響力をもった、史的唯物論からの脱却を図る試みとして大きな意味をもっている。また、社会の変化における気候変動の重要さを認識したことも、大きな特徴といえる。寒冷化と温暖化という環境の変化にともない、ヒトの生態や認知、行動が変わってゆくという視座から、物質文化の変化を説明してゆく。同じ環境の下では歴史は繰り返し、つねに一方向に直線的に進むわけではないという論は、ヒトの心の科学の成果としても興味深い。このようなヒトの社会が地球規模の環境に従属してきたという事実を見つめると、現在の地球温暖化騒動にみられる、思い上がった現代人の尊大さに眉をひそめたくなる気がしたのは読書子だけであろうか。出版から半年近くまで放置し、紹介が遅れたことをいま激しく悔いている。歴史の見方を変えるほどのすばらしく示唆に富んだ1冊。ぜひ多くの方に読んでいただきたい。(のり) (2008年04月07日)
乳と卵
川上未映子/著
文藝春秋
税込価格  1,257円
 
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おすすめ度:
1センテンスが長いから、最初は親しめなかったが、それを押して読み続けたら、その長さが逆に心地よさに変わった。大阪弁のリズムの心地良さも加わり、一層読むスピードが上がる。何を主題にしようとしたか、作者の意図は掴めないが、よむ人によって色んな読み方ができると思う。離婚した母と子の関係、言葉を発することが出来ず、筆談でしか意思疎通ができない子ども、これは現代の病理とも取れるし、母と子の関係とも取れる。この母の整形したいと言う願望がどこからくるのか?などなどテーマはいっぱいある、受け取る人夫々であればいいと思う。キチンと世界が構築されていて、作者の技量が感じられた。 (2008年04月07日)
国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
新潮文庫 さ−62−1
佐藤優/著
新潮社
税込価格  990円
 
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おすすめ度:
 事実に即した本で大変迫力がある本である。関係者が実名で登場する、名誉毀損で裁判になってると聞かないので、信頼できる本だと思う。彼がやった外交は、歴史が評価することであろう。一時期ワイドショウをはじめニュースで、鈴木宗男氏と佐藤優氏の名代が上らなかったことはなかった。一方的に世論が作られていったが、彼らにも理はあると思える。ロシアとの外交の知識をうる上でも一読をお奨めする。 (2008年04月07日)
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践
光文社新書 324
勝間和代/著
光文社
税込価格  770円
 
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おすすめ度:
 資産の運用というとヤヤもすれば警戒されるが。これからの時代成熟した日本社会では普通預金でが1%以下の金利は当たり前の世界である。こんな時代だからこそ、もっと他の金融商品に目を向けよと警告する。意識して株、投信、外国為替に、お金を振り向けることで将来、そうでない人とは大きな違いが生ずると。これからは40、30、20代の世代の人たちは嫌が応でも、そのような世界に投げ出される。ぜひ心の準備のためにも一読をお奨めしたい。 (2008年04月07日)
思考の整理学
ちくま文庫
外山滋比古/著
筑摩書房
税込価格  572円
 
メーカーより取寄せ
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この本のオビが揮ってる、「もと若い時に読んでいれば・・・・」そう思わずにはいられませんでした。さわや書店 松本大介氏と。業界では、既刊、新刊を問わず、いい本を、売るに長けた書店として、ツトに有名である。は兎も角やはり、いい本でした。エッセイはややもすれば、書きなぐり的、思いのままとかある中で、含蓄にとんだ本当に良きとこだけ抽出された、本である。 (2008年04月07日)
食に歴史あり 洋食・和食事始め
産経新聞文化部/編著
産経新聞出版
税込価格  1,760円
 
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本書は平成18年4月から平成19年9月の間、産経新聞日曜日に掲載された『人生「食」あり』から、厳選して30話にまとめたものである。相次ぐ老舗の偽装表示や中国製毒ギョーザ事件など、食の安全がおびやかされている今、日本の味を大切に守っていこうというのが企画の趣旨である。トンカツ、コロッケ、カレーライスなど、文明開化の際西洋料理として伝えられたものを、その味を守り続ける名店とともに紹介する。これらの料理は元々は西洋料理であるが、日本人の好みに合うように改良されてきた。そのあたりの歴史物語も、われわれ日本人の味覚というものがどのようなものだったのかを理解するうえでひじょうに興味深い。一方、地方で伝えられてきた伝統的な食文化も紹介する。わが秋田では、「とんぶり」が紹介されている。”畑のキャビア”と形容されるその外観と、ぷちぷちとした粋な食感、そして亜鉛や食物繊維など豊富な栄養を含む、いま注目の地方食材である。読書子はこれを納豆に入れて一緒にかきまぜて食べている。改めて日本食というものを見つめなおすきっかけとなるとともに、豊富な豊潤な日本の食文化を満喫できる1冊である。(ノリ) (2008年04月07日)
口語訳古事記 神代篇
文春文庫 み32−1
三浦佑之/訳・注釈
文藝春秋
税込価格  781円
 
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本書には多くの人にとってなじみ深いイザナキとイザナミ兄妹の国土創成、アマテラスの天の岩戸、オホクニヌシと因幡の白うさぎ、スサノヲのヤマタノオロチ退治、などなどおなじみの神々が登場する。天武天皇の命を受けて編纂が始まったこの書は、それ以前に書かれた「天皇記、国記」らの歴史書を基にしていたが、この天皇に仕えていた稗田阿礼という人物を介することにより、音声をもって伝えられることになったという。本文庫が語りの形をとっているのは、そういった背景があるのである。豊富な注釈がつけられているが、ページを返しながら読むと話の流れを妨げるので、まず、本文を通読し全体の流れをつかんだのち、最初に戻り注釈を読むのがよいと思う。このとき必要に応じて本文に返るのである。この作業の繰り返しで、あなたは壮大な神話の言葉が、今もわれわれ現代人のなかに生き続けていることを知り、感動を覚えるに違いない。(ノリ) (2008年04月07日)
大学
講談社学術文庫 594
宇野哲人/全訳注
講談社
税込価格  748円
 
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「四書」の中では知名度が大きくないが、意外にもこの『大学』は「四書」の中で一番最初に読むべき書として位置づけられているのである。あの二宮尊徳が仕事をしながら読んでいたのがこの書である。政治を行うには、一に自己の修養が必要と説く。己を修めて人を治め、学問をもって己の明徳を明らかにし、そしてこれを天下国家に明らかにせんとする。このことは儒教の目的にほかならず、この書が儒教伝来の思想を、最も組織的に叙述したものであると、訳者の故宇野哲人師はいう。指導的な立場にある、ひとりでも多くの人に読まれることを願って紹介した。 (のり) (2008年04月07日)
渋沢栄一男の器量を磨く生き方
渡部昇一/著
致知出版社
税込価格  1,650円
 
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日本における資本主義の父と称される男、渋沢栄一師のメッセージを解説した本をご紹介したい。師の名著『論語と算盤』が見直されつつある今、彼が念頭に置いていたのは論語のどのような言葉だったのか。次のような言葉を挙げて教訓とすべきであると言っている。「富と貴とは、これ人の欲するところなれど、その道を以ってせさざれば、これを得ることも処らず。貧と賤とは、これ人の悪むところなれども、その道を以ってせざれば、これを得るも去らず」(富や高い身分はみんなが望むところだけれども、道ならぬ道によってなすならば、そんなものは欲しくない。貧しいことや卑しいことは誰もが嫌がるけれども、正しく生きているならその境遇に安んじていいではないか)まさに現代の日本に求められている精神ではないだろうか。経済発展目ざましい、かの中国でも、孔子の教えが見直されてきているという。その中国で尊敬すべき日本人として渋沢栄一の名前が挙がっているらしい。師の精神は、まさに海を越えて生き続けているのである。 (のり) (2008年04月07日)
私の家庭教育再生論 鍵は「お母さんの知恵」にある
渡部昇一/著
海竜社
税込価格  1,650円
 
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お母さんと子どもの結びつきと、お父さんと子どもの結びつきには根本的な違いがあるという認識を軸に展開される、渡部昇一氏の家庭教育再生論である。キリスト教で聖母マリアが母性の象徴であるように、進化論でも、女性は母性の象徴と解釈されている。古代から、子どもの健全な成長には母親の母性が欠かせないものだったのである。キャリアや収入が人間の能力を測る手段になりがちな今、専業主婦が、専業主婦であることに誇りを持てなくなってはいけないという危機感を感じつつ、かつて世界一のキャリアウーマンだったサッチャー首相も、朝食だけは家族のために作り続けたという逸話を紹介しながら語る著者の言葉は、子育てに励むお母さんたちへの力強い応援メッセージとなるであろう。 (のり) (2008年04月07日)
あなたがいたから
ライムブックス フ1−2
スーザン・エリザベス・フィリップス/著 平林祥/訳
原書房
税込価格  1,026円
 
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著者は、ファンの間でその頭文字をとり、”SEP”の愛称で呼ばれる人気ロマンス作家、スーザン・エリザベス・フィリップス。数々のRITA賞(米国ロマンス作家協会賞)受賞歴が示すように、いま世界で最も人気のあるロマンス作家のひとりである。その突飛な状況設定と、予定調和的なストーリー展開から、空想恋愛小説とも呼ばれるこの文芸ジャンルであるが、固定ファンは確実に存在する。当書店でも占有面積は小さいながら、ちゃんとロマンス小説コーナーが設置されている。「いい年してロマンス小説なんかに夢中になるのは大人げないぞ。」と、気を引き締めて臨んだ読書子も、ここ数日どっぷりと空想の世界にハマり込んでしまった。なんだか悔しいがそれが現実だ。ロマンス小説恐るべしである。話の先が読めてしまうなど、ストーリー的には王道をゆく感のある本書であるが、それでもやはりロマンス小説には人の心をくすぐる魔力が秘められているのは間違いない。(のり) (2008年03月26日)
中庸
講談社学術文庫 595
宇野哲人/全訳注
講談社
税込価格  1,100円
 
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いわゆる「四書」の中で、三番目に挙げられるこの『中庸』。著者は孔子の孫である子思を含む複数の人が考えられている。題名の中庸とは、過普及なき徳の実現とされる。少し説明を加えると、徳を施すには、時期に適い、多すぎても足りなくてもいけない。このことの修養を説いた書である。あるときは未熟さを克服するための契機として、またあるときは行き過ぎを戒める金言として、現代でも立派にその精神は通用すると思われる。なお、本書は「大学」と対をなしているので、そちらもあたられてみることをおススメする(のり) (2008年03月26日)
くらべてわかる写真術
西川善雄/撮影・著
三樹書房
税込価格  1,540円
 
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デジタルカメラが普及し、誰でも気軽にシャッターをきる機会がふえこの時代。しかし撮った写真をあとで見て、実際どれだけの方が満足してるだろうか?この本をぱらぱらと、まず捲っていただきたい。1頁ごと、同じ対象を撮った2枚の写真が並べられていて、○と×で評価している。なんとか○の評価に近づくべき努力をしようと勇気づけられる本である。自分の写真に飽きたらずにいる方、始めれれる方にぜひ一読、いや一見をお奨めする。技術もさることながら、著者の写真から癒し、感動受けることまちがいない。 (2008年03月26日)
脱「偽装食品」紀行 食べるしかないのか「中国産」「偽装」「添加物」!
Kobunsha Paperbacks 119
中山茂大/著
光文社
税込価格  1,047円
 
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相次ぐ産地偽装や中国製毒ギョーザなどの衝撃的な事件で、われわれは身近に潜む危うさを再認識させられた。旅行作家の中山茂大氏が全国各地を食べ歩き、食の安全をレポートする。そこから浮かび上がって来るものは、私たち自身が「利便」と「安さ」を追求してきたという事実である。食生活が豊かになり多様な選択肢がある現代の日本では、食の安全も結局は選ぶ消費者の自己責任。本書で驚愕の事実を知ったあなたは、どうしますか?(のり) (2008年03月26日)

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