空、はてしない青 上
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年9月 |
ISBNコード |
978-4-06-535416-2
(4-06-535416-1) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 412P 19cm |
シリーズ名 | 空、はてしない青 |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 26歳の若さで余命2年の宣告を受けたエミル。若年性アルツハイマーを患い、この先どれくらい正常な記憶を保っていられるのか?何もかもわからなくなっていく不安に苛まれ、自分が自分でいるために旅に出る決心をした。同行者をネットで募り、ジョアンヌという静かな女性と共にピレネー山脈を目指す。断ち切った直後にまた次の出会いがあることは人生の皮肉か加護か。お互いのことを深く詮索せず行動を共にするが、ゆっくりと時間をかけて、この先の希望と出来うる限りの信頼を重ねて、ふたりは足並みを合わせる。美しい自然に読み手も心洗われ、手探りで明日に向かうふたりが日を繋ぐさまを見守った。エミルの不安とジョアンヌの覚悟。下巻へ急ぎます。
おすすめ度 意外とうちから住んでいるところから行ける範囲のところの話なのですごく興味を持ちました。ガヴァルニー渓谷には途中で腕から外れて落としてしまったfitbitのスマートウォッチがどこかにあるはず。若年性アルツハイマーにかかってしまった主人公エミルは一緒に旅をするジョアンヌと結婚することに。普通と違った結婚、そしてエミルの辿り着く先は死、これからどんな展開になって行くのか気になりつつも暗いお話なのかなあとドキドキします。絶対風景が綺麗そうだしうちから行ける範囲でもあるのでNetflixで映像観てみて良い所だったら行ってみたいと思います。
おすすめ度 若年性アルツハイマーのエミルは余命二年と宣告され、病院に閉じ込められるのを嫌って旅に出る。エミルが旅の同行者をインターネット募集したところ、ジョアンヌという小柄で神秘的な女性と出会い、二人はピレネー山脈に向かって出発する。旅が進むにつれて、二人の間に存在していた価値観の違いや感受性の隔たりを互いに受け入れてゆく姿が感動的です。それぞれの心の葛藤やお互いへの気遣いの描写も素晴らしい。ピレネー山脈麓の美しい自然と町や村の情景が生き生きとして描かれています。上巻ではジョアンヌの心の闇が謎のまま、エミルは残された時間をどのように過ごそうとするのか、下巻を早く読みたいものです。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」エミルは同情から逃れるため、旅に出ることにした。余命2年。同行者を掲示板で募集すると、返信が届いた。「高速道路の3番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。2人はとりあえず、キャンピングカーでピレネー山脈に向かうことにした。それは―驚くほど美しい旅の始まりだった。爽快な筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。 |
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出版社・メーカーコメント
「26歳、男性、若年性アルツハイマーの診断を受け、余命2年の宣告。最期の旅の同行者を求む。性別不問」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、キャンピングカーで旅に出ることにした。同行者をインターネットで募集したところ、1週間後返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。それでどう?」。待ち合わせ場所に到着すると、小柄な若い女性がいた。彼女の名前はジョアンヌ、自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向け出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。