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水は動かず芹の中

出版社名 新潮社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-10-351352-0
4-10-351352-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 296P 20cm

商品内容

要旨

古茶碗は、すべてを知っていた。天下一の茶人が愛でた茶碗と流浪の民・水神にまつわる奇想天外な物語。

出版社・メーカーコメント

いつの時代も、戦を止めようとしたものがいた−−。長いスランプに陥った小説家はやけっぱちになり、唐津を旅することに。陶芸体験をした窯元の夫婦から、水神にまつわる不思議な伝承を聞く。今でいう「難民」であったという流浪の水神は、戦国時代、いかにして秀吉の朝鮮出兵を止めようとしたのか……。『かたづの!』の著者が、かつてないスケールで歴史と現代を深く結びつける長篇小説。

著者紹介

中島 京子 (ナカジマ キョウコ)  
1964年東京都生れ。東京女子大学文理学部史学科卒。出版社勤務を経て渡米。帰国後の2003年『FUTON』で小説家デビュー。2010年『小さいおうち』で直木賞を受賞。2014年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞、2015年『かたづの!』で河合隼雄物語賞、歴史時代作家クラブ賞作品賞、柴田錬三郎賞、同年『長いお別れ』で中央公論文芸賞、2016年日本医療小説大賞を受賞。2020年『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、2022年『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞『やさしい猫』は吉川英治文学賞も受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)