通訳者たちの見た戦後史 月面着陸から大学入試まで
新潮文庫 と−16−2
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2021年6月 |
ISBNコード |
978-4-10-145922-6
(4-10-145922-3) |
税込価格 | 781円 |
頁数・縦 | 398P 16cm |
商品内容
要旨 |
日本人は開国とともにやってきた英語と、どう向き合ってきたのか。アポロ月面着陸の生中継で同時通訳者として華々しくデビューし、NHKの英会話番組に長年出演する著者が、自らの来し方と先人たちの軌跡を辿り、戦後秘史をひもとく。進駐軍との交流から英語教育論争まで、英語との付き合いは日本現代史そのものだった!第一人者による体験的英語論の必読書。 |
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目次 |
第1章 英語との出会い |
出版社・メーカーコメント
通訳者たちの記録としてとくにおもしろいのはアポロの月面着陸だ。月からの中継は当時の技術的な限界もあり、音声しかなかった。これをテレビ中継しようとした局は「絵」が欲しい。そこで音声の中継を日本語に訳してくれる通訳を前面に押し出すことで「絵」に代えようとしたという。これが黒子役だった同時通訳を、一気に花形職業に押し出す大きなきっかけとなる。と同時にこの経験は鳥飼自身にとっても大きな一歩となる。――阿部公彦(東京大学教授)による解説より