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もうひとつの「流転の海」

新潮文庫 み−12−59

出版社名 新潮社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-10-130759-6
4-10-130759-8
税込価格 605円
頁数・縦 247P 16cm

商品内容

要旨

「流転の海」全九部を読了した時の感動の中に芽生えた小さな喪失感は、やがて熊吾ロスとなって大きく育っていく。そこで、調査するライター堀井憲一郎が、宮本輝の全短編、全エッセイを渉猟し、松坂一家と思しき人々の軌跡を捉えた作品を探し出した。「寝台車」「吹雪」「夕刊とたこ焼き」「力道山の弟」「小旗」「お天道様だけ追うな」「眉墨」等、「流転の海」の輝きそのままの傑作が15編集まった。

目次


寝台車
吹雪
雪とれんげ畑
夕刊とたこ焼き
正月の、三つの音
力道山の弟
私の「優駿」と東京優駿
紫頭巾
私の愛した犬たち
「風の王」に魅せられて
小旗
お天道様だけ追うな
眉墨
母への手紙―年老いたコゼット

出版社・メーカーコメント

「流転の海」全九部を読了した時の感動の中に芽生えた小さな喪失感は、やがて熊吾ロスとなって大きく育っていく。そこで、調査するライター堀井憲一郎が、宮本輝の全短編、全エッセイを渉猟し、松坂一家と思しき人々の軌跡を捉えた作品を探し出した。「寝台車」「吹雪」「夕刊とたこ焼き」「力道山の弟」「小旗」「お天道様だけ追うな」「眉墨」等、「流転の海」の輝きそのままの傑作が15編集まった。

著者紹介

宮本 輝 (ミヤモト テル)  
1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。’77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数。2010(平成22)年、紫綬褒章受章。’18年、「流転の海」シリーズ全九部(毎日芸術賞)を完結させた
堀井 憲一郎 (ホリイ ケンイチロウ)  
1958(昭和33)年、京都市出身。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)