• 本

資本主義の次に来る世界

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-492-31549-1
4-492-31549-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 296,28P 20cm

商品内容

要旨

デカルトの二元論は「人間」と「自然」を分離した。そして資本主義により、自然や身体は「外部化」され、「ニーズ」や「欲求」が人為的に創出されるようになった。資本主義の成長志向のシステムは、人間のニーズを満たすのではなく、「満たさないようにすること」が目的なのだ。それでは、人類や地球に不幸と破滅をもたらさない、「成長に依存しない次なるシステム」とは何か?経済人類学者が描く、かつてない文明論と未来論。

目次

はじめに 人新世と資本主義
第1部 多いほうが貧しい(資本主義―その血塗られた創造の物語
ジャガノート(圧倒的破壊力)の台頭
テクノロジーはわたしたちを救うか?)
第2部 少ないほうが豊か(良い人生に必要なものとは何か
ポスト資本主義への道
すべてはつながっている)

著者紹介

ヒッケル,ジェイソン (ヒッケル,ジェイソン)   Hickel,Jason
経済人類学者。英国王立芸術家協会のフェローで、フルブライト・ヘイズ・プログラムから研究資金を提供されている。エスワティニ(旧スワジランド)出身で、数年間、南アフリカで出稼ぎ労働者と共に暮らし、アパルトヘイト後の搾取と政治的抵抗について研究してきた。『ガーディアン』紙、アルジャジーラ、『フォーリン・ポリシー』誌に定期的に奇稿し、欧州グリーン・ニューディールの諮問委員を務め、「ランセット 賠償および再分配正義に関する委員会」のメンバーでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)