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影踏亭の怪談

創元推理文庫 Mお17−1

出版社名 東京創元社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-488-45121-9
4-488-45121-7
税込価格 858円
頁数・縦 310P 15cm

商品内容

要旨

僕の姉は怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学の知見を生かしたルポ形式の作品を発表している。ある日、自宅で異様な姿となって昏睡する姉を発見した僕は、姉が霊現象を取材していた旅館“K亭”との関連を疑い調査に赴くが、深夜に奇妙な密室殺人が発生し―第17回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか、常識を超えた恐怖と驚愕が横溢する全4編。

出版社・メーカーコメント

僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この怪現象は、取材中だった旅館〈K亭〉に出没する霊と関連しているのか? 調査のため〈K亭〉こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう−−第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全四編を収録する、怪談×ミステリの最前線。

著者紹介

大島 清昭 (オオシマ キヨアキ)  
1982年栃木県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。研究者として幽霊・妖怪について論考を発表するかたわら、2020年、怪異と謎解きのバランスの新しさを高く評価された「影踏亭の怪談」で第17回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)