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紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか

出版社名 PHP研究所
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-569-85669-8
4-569-85669-1
税込価格 1,595円
頁数・縦 194P 19cm

商品内容

要旨

栄華を極めた道長は何を恐れたのか。光源氏が賜姓源氏でなければならなかった理由。なぜ実在の冷泉帝と同名の天皇が物語に登場するのか。光源氏が准太上天皇という最高位まで昇り詰める理由。『源氏物語』と『平家物語』の共通点。『源氏物語』のストーリーは、明確な目的があって描かれている!

目次

第1章 道長はなぜ『源氏物語』を必要としたのか(他氏排斥で成立した藤原摂関家の二百数十年
皇太子を退かせ、天皇に退位を迫る藤原氏 ほか)
第2章 奈良時代から続く藤原氏の政治手法(一大勢力となった嵯峨源氏
良房が「天皇代理」になれた裏事情 ほか)
第3章 『源氏物語』の不可解な謎(不遇な十代を過ごした紫式部
一条天皇への特別な献上品だった『源氏物語』 ほか)
第4章 物語文学は怨霊信仰が生み出した(『古今和歌集』編纂の真の意図とは
六歌仙に日本一の美男美女がいる理由 ほか)

出版社・メーカーコメント

藤原氏全盛の時代に藤原氏を敵役(左大臣家)として描く『源氏物語』はなぜ書かれたのか。『源氏物語』の不可解な謎に歴史作家が迫る。

著者紹介

井沢 元彦 (イザワ モトヒコ)  
作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』(講談社)で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)