• 本

アジア映画とは何か

出版社名 みすず書房
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-622-09764-8
4-622-09764-8
税込価格 5,280円
頁数・縦 387,3P 20cm

商品内容

要旨

われわれはなぜ、アジア映画を観ようとするのか。それは端的にいって、自分たちよりも強い人間を見たいからである。過剰なまでの混沌と豊饒に魅惑されつづけた60年の身体的思考の集成。

目次

方法論的文章(アジア映画論序説
「アジア映画」の「アジア」とは何か ほか)
二〇一〇年以降の映画評(リティー・パン『飼育』
婁〓『二重生活』 ほか)
アジア映画をめぐる書物(韓燕麗『ナショナル・シネマの彼方にて』
三澤真美恵編『植民地期台湾の映画』 ほか)
映画日誌(ソウル 1979
ピョンヤン 1992 ほか)

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年、大阪府箕面に生まれる。東京大学文学部で宗教学を、同人文系大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、清華大学(台湾)、中央大学校(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は映画、文学、漫画、演劇、料理と、幅広い文化現象をめぐり著述に専念。『月島物語』で斎藤緑雨文学賞を、『映画史への招待』でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞を、『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞を、『詩の約束』で鮎川信夫賞を、『戒厳』で加賀乙彦顕彰特別文学賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)