
近代ヨーロッパの探究 10
民族
近代ヨーロッパの探究 10
- 望田幸男/監修 村岡健次/監修
- 大津留厚/〔ほか〕著
出版社名 | ミネルヴァ書房 |
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出版年月 | 2003年11月 |
ISBNコード |
978-4-623-03716-2
(4-623-03716-9) |
税込価格 | 4,950円 |
頁数・縦 | 323,17P 22cm |
シリーズ名 | 近代ヨーロッパの探究 |
商品内容
要旨 |
20世紀の初頭、第一次世界大戦が終わって中央ヨーロッパ、東ヨーロッパを支配していた帝国が姿を消し、それにかわって民族を核として国民国家が成立したとき、民族は輝いてみえた。しかしそのとき成立した国の一つ、ユーゴスラヴィアが20世紀の最後に解体していく過程のなかで生じた民族浄化は、民族への懐疑を深めることになった。歴史の方法論としても民族のもつ虚構性がいわれるようになって久しい。21世紀に世に出る本書の目的は、個を一つの鋳型に押し込めて「民族」を語るのではなく、民族を一度個に還元し、そこから再構成して見えてくる限りでの「民族」を描こうとしたものである。 |
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目次 |
序章 新たなバベルの塔をめざして |