• 本

アリス殺し

創元クライム・クラブ

出版社名 東京創元社
出版年月 2013年9月
ISBNコード 978-4-488-02546-5
4-488-02546-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 254P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 大学院生の栗栖川亜理は、最近同じ夢を見ていることに気づく。それは亜理が不思議の国の住人になってしまうという夢だ。ある日、大学で王子という名の、博士研究員が墜落死してしまう。だが、王子も亜理と同じ不思議の国の住人で、不思議の国の中ではハンプティー・ダンプティという分身であったが、ハンプティー・ダンプティも王子と同じ墜落死を遂げていた。その事件をきっかけにアリスは容疑者となってしまう。疑いをはらす為にビルの分身である井森健とともに、不思議の国の謎と犯人を捜していくという話で、次々と殺害されていく不思議の国の住人。真犯人は一体誰なのか、次は誰が殺されるのか。そしてアリスは容疑をはらす事が出来るのか。最後まで何が起こるかわからないミステリー小説です。(網走桂陽高等学校 職場体験学習研究生 れい)

    (2015年9月10日)

商品内容

要旨

“不思議の国”の住人たちが、殺されていく。どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。10万部突破『大きな森の小さな密室』の鬼才が放つ現実と悪夢を往還する“アリス”の奇怪な冒険譚。

著者紹介

小林 泰三 (コバヤシ ヤスミ)  
1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガジン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊行の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『ΑΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。11年刊の『天獄と地国』で第43回星雲賞(日本長編部門)を受賞。ホラー、ハードSF、ミステリなど、幅広いジャンルで創作活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)