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この世に命を授かりもうして

出版社名 幻冬舎
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-344-02987-3
4-344-02987-9
税込価格 1,100円
頁数・縦 180P 18cm

商品内容

要旨

病と向き合い、命をかけて伝えたかった「生きること」の本当の意味。「稀代の行者」が遺した最後のメッセージ。

目次

1 ガンを知る、おのれの不始末を知る
2 病と向き合う
3 死は怖いものではない
4 結縁
5 歩くことが生きること
6 「苦」を「楽」にする知恵
7 いま、この瞬間を大切に
8 夢と現実の狭間で見たもの
9 愛別離苦
10 この世に命を授かりもうして

おすすめコメント

千日回峰行を二度満行、「奇跡の行者」が遺した最後のメッセージ。「『苦』という字を全部『楽』に変えてしまえば、生きることが楽しくなる」「自分の人生に自信を持ち、『縁』を大切に、自分が信じる『道』を歩きなさい」「死」とは何か、「命」とは何なのか。記録が残る比叡山440年の歴史の中で、千日回峰行を二度満行したのは酒井雄哉大阿闍梨を含め3人しかいない。2013年9月23日に逝去した師が伝えたかった、「生きること」の本当の意味。大病を得てたどりついた大悟の境地に、人間の「生」「老」「病」「死」を語り尽くす。なぜ我々は、自分や近親者の死を恐れ、悼むのでしょうか。それは命の本当の意味を理解していないから。連綿と続く生命38億年の歴史の中で、私たちが生きる時間はわずか数万日です。人生は、生まれてから死ぬまで論文を書く時間。悲しみや苦しみにふさぎこむことなく、仏さまから一人ひとりに課された宿題に一生懸命取り組むことが、「生きること」そのものなのです。二度の千日回峰行満行後も国内外各地を歩き続けた師が語る、足の裏で地面を踏みしめて「歩く」ことの大切さ。通り過ぎてしまう大事な「縁」を引き寄せる実践力。一人残らず役割を持って授かった「命」の尊さ――。なぜ生きるのか、どう生きればいいのか。「奇跡の行者」が自らの命と向き合って感得した人生の知恵。

著者紹介

酒井 雄哉 (サカイ ユウサイ)  
1926年大阪府生まれ。太平洋戦争時、予科練へ志願し、特攻隊基地・鹿屋にて終戦。戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、40歳で得度。約7年かけて4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を80年、87年の二度満行。その後も国内外各地への巡礼を行った。98年より比叡山飯室谷不動堂長寿院住職。2013年9月23日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)