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千利休 「天下一」の茶人

茶人叢書

出版社名 宮帯出版社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-8016-0118-5
4-8016-0118-9
税込価格 4,290円
頁数・縦 496,11P 20cm

商品内容

要旨

堺の商家に生まれ、信長の茶堂・秀吉の腹心となって失脚するまでの等身大の利休像を、厳選した史料から道具選びや創意工夫等を読み解くことで描く意欲作。

目次

序章 利休の生涯と戦国時代の終焉
第1章 信長上洛以前の利休
第2章 信長上洛以降の利休
第3章 信長茶会と利休
第4章 信長の茶道具利用と利休
第5章 信長没後の秀吉と利休
第6章 関白・秀吉と利休
第7章 刀狩以降の秀吉と利休
終章 利休の死とわび茶の成立
付論 信長・秀吉研究と利休研究

おすすめコメント

等身大の実像に迫る、いま最も新しい利休研究 信長・秀吉と二人の天下人に仕え、わび茶を成立させた「茶聖」としての理想像が語られることの多い千利休だが、歴史的史料に基づいた研究は意外に少ない。本書では四大茶会記のうち、近年偽書といわれるようになった『今井宗久茶湯書抜』を用いないなど、同時代史料を厳選し、限られた道具を創意工夫する利休や、茶会での関連茶人らの丁々発止の心理にいたるまで、茶道家元である著者ゆえの洞察力で読み解き、理想化される以前の等身大の利休の実像に迫る。過去の利休研究の成果を踏まえての最新の論考であり、今後の利休研究は本書抜きには語れない。付録の詳細年譜、茶会一覧は茶人必携。茶道史上、逸することのできない茶人について、新たに書き下ろす『茶人叢書』(熊倉功夫・筒井紘一監修)シリーズ第七弾。 〈 目 次 〉序 章 利休の生涯と戦国時代の終焉第1章 信長上洛以前の利休第2章 信長上洛以降の利休第3章 信長茶会と利休第4章 信長の茶道具利用と利休第5章 信長没後の秀吉と利休第6章 関白・秀吉と利休第7章 刀狩以降の秀吉と利休終 章 利休の死とわび茶の成立付 論:信長・秀吉研究と利休研究付 録:年譜、系図、茶会一覧、参考文献、人名索引

著者紹介

田中 仙堂 (タナカ センドウ)  
1958年、東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得。大日本茶道学会会長。公益財団法人三徳庵理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)