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熱血シュークリーム 橋本治少年マンガ読本

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-620-32605-4
4-620-32605-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 290P 19cm

商品内容

要旨

少年は、走り、戦い、恋をする!マンガは彼らをどう描いたか?ほとばしる情熱と緻密な論理が一体となった、空前絶後のマンガ論。

目次

はじめに 少年マンガの特殊性(少年マンガの特殊性
少年文化
文化を持ってしまった子供)
第1章 最も孤独な長距離ランナー―ちばてつや論(男らしさについて
少年とはなにか
空白
バンタムの日
リング
世界)
第2章 Having No End―大友克洋論(仮成成熟の原理
終末の欠落―又は、モラトリアム人間の不決断
事態はもう戦争)
第3章 マンガのSFX(マンガのSFX―基本篇
マンガのSFX―高級フリカケ海苔篇)
第4章 少年マンガの世界(未完の伝説、世界の破滅―永井豪『凄ノ王伝説』
凄絶なる少年の内宇宙と、その後―永井豪『マジンサーガ』
作りも“小説”、中身も“小説”!?―手塚治虫『アドルフに告ぐ』
天才の秘密―高橋留美子『うる星やつら』
文学じゃないとゴセンブ―大友克洋『GOOD WEATHER』
思い通りにいかないコトはぜんぶ認めねーぞ、俺ア または、妄想としての現在―望月峯太郎『バタアシ金魚』)

おすすめコメント

ちばてつや、大友克洋、手塚治虫、高橋留美子、望月峯太郎……日本を代表する知性・橋本治が遺した類のない少年マンガ論集。

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、1977年に小説『桃尻娘』で作家デビュー。以降、小説のほか、エッセイ、評論、戯曲、古典の現代語訳など幅広い分野で多彩な執筆活動をおこなう。『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『草薙の剣』で野間文芸賞、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。2019年1月に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)