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四季を詠む 365日の体感

集英社文庫 さ39−5

出版社名 集英社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-08-744070-6
4-08-744070-2
税込価格 616円
頁数・縦 214P 16cm

商品内容

要旨

紅梅の甘さをたっぷり含んだ香りと、白梅の高貴な気品を感じる淡い香り「春」。夏料理を代表する寿司を食べて泣いた、高校一年のアメリカ留学前夜「夏」。蕎麦打ち体験で触れた新蕎麦の生地は、絹の感触「秋」。火の用心を呼びかける夜回りと拍子木の音が、安堵のベールを張っていく「冬」。4歳で視力を失った著者の瑞瑞しい表現力と感性が光る。音、匂い、手触り、味の四感で、四季を味わうエッセイ集。

目次

春(春を聴く―私の春告げ鳥
春に触れる―野草を摘みに
春の匂い「のたり〓」と潮の香り
春を食べる 幸せのストロベリー)
夏(夏を食べる―涙のお寿司物語
夏を聴く―「私の滝」
夏に触れる 裸足に捧げる賛歌
夏の匂い 空が香る)
秋(秋を聴く―驚きの音さまざま
秋の匂い―大きな香り、小さな香り
秋を食べる ちぎれ蕎麦打ち
秋に触れる 触れて読む)
冬(冬を聴く―冬の夜の音
冬を食べる―スウィーツで乾杯
冬に触れる 氷の畦の一期一会
冬の匂い 楽器の香り)

著者紹介

三宮 麻由子 (サンノミヤ マユコ)  
東京都生まれ。上智大学仏文科卒業後、同大学大学院博士前期課程修了。エッセイスト。『鳥が教えてくれた空』で第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞受賞。『そっと耳を澄ませば』で第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)