書店レビュー
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- 福文堂書店本店 (愛知県名古屋市中区)
3編の物語が収録されています。
名探偵・由利麟太郎のもとに届いた事件を予告する匿名の手紙。
指定された場所へ行くと、何者かに刺された美女が長持に隠されているのを発見。
更に美女の自宅では父の他殺体が、、、!
血の繋がらない兄、父の旧来の友人、書生のいずれかが犯人なのか?
事件の真相や如何に?!というのが表題作です。
横溝正史の描く女性キャラクターは本当に魅力的です。
楚々とした令嬢や、はすっぱな不良少女、悩める夫人や怪しげな老婆などなど、
どんな境遇の女性もまざまざとリアルに思い浮かべる事ができます。
この本にも素敵な女性が出てきますので、ぜひ堪能してください。(2021年10月1日)
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商品内容
要旨 |
「あなたは一度も失敗したことのない名探偵だそうですね」突如、由利先生に舞いこんだ差出人不明の手紙は、殺人予告だった。指定の場所にあった長持から鮮血が滴り…(「花髑髏」)。老舗の若旦那が、細君殺害の咎で死刑を宣告された。かつて彼の恋人だった美貌の歌手は脱獄を企てるが、それは恐ろしき凄惨な事件の引き金だった―(「白〓変化」)。金田一耕助に並ぶ名探偵“由利麟太郎”シリーズ、必読の全3篇を収録。 |
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おすすめコメント
坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ名探偵由利先生のもとに突然舞い込んだ差し出し人不明の手紙、それは恐ろしい殺人事件の予告だった。指定の場所へ急行した彼は、箱の裂目から鮮血を滴らせた黒塗りの大きな長持を目の当たりにするが……。