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京都異界に秘められた古社寺の謎 歴史を動かした京千二百年の舞台裏

出版社名 ウェッジ
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-86310-227-9
4-86310-227-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

「怨霊と御霊」「殺戮と鎮魂」「葬地と聖地」…1200年もの歴史を有する京都には「裏の貌」と呼べるべき痕跡が至る所にあり、「現世」と「異界」のつながりを感じやすい。見落とされがちで、忘れ去られがちな「異界」。その記憶を深く濃くとどめる古社寺を探訪する。

目次

序章 京都のほんとうの魅力―平安京の暗闇を見つめる(あこがれの「古都」
平安時代の建物は残っていない ほか)
第1章 敗者の怨念を鎮める神社(史上最強の怨霊を鎮める 白峯神宮
敗者の霊を鎮め疫病を祓う 御霊神社 ほか)
第2章 異界との境界だった神社・古寺(冥界への通路が潜む 六道珍皇寺
平安京の北に広がるあの世との境界 蓮台野と千本閻魔堂 ほか)
第3章 京都に生きた人びとの墳墓としての神社・古寺(漂流を続けた親鸞の墓 本願寺
二つの怨霊を封じ込めた 明智光秀の首塚 ほか)
第4章 古都の魔界への入口としての神社・古寺(魔境と化した平安京の正門 羅城門
鬼の首を埋めて化外の民を退ける 首塚大明神 ほか)

著者紹介

新谷 尚紀 (シンタニ タカノリ)  
1948年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。社会学博士(慶應義塾大学)。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授、國學院大學大学院客員教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)