日本ハードボイルド全集 2
野獣死すべし/無法街の死
創元推理文庫 Mん11−2
- 北上次郎/編 日下三蔵/編 杉江松恋/編
- 大藪春彦/著
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2021年10月 |
ISBNコード |
978-4-488-40022-4
(4-488-40022-1) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 662P 15cm |
シリーズ名 | 日本ハードボイルド全集 |
商品内容
要旨 |
大藪春彦の登場は、戦後ミステリ史上の事件であった。デビュー作「野獣死すべし」とその主人公・伊達邦彦が与えた衝撃は大きい。“日本ハードボイルド全集”第二巻の本書では、その「野獣死すべし」を巻頭に据え、さらに長編『無法街の死』と八つの短編を収録。暴力と怒りが渦巻く、大藪独自の小説世界を確立させた初期の傑作を集成する。巻末エッセイ=馳星周。 |
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出版社・メーカーコメント
1958年、無名の青年が大学在学中に書いた作品が雑誌〈宝石〉に一挙掲載され、大反響を巻き起こす――大藪春彦の鮮烈な登場は、まぎれもなく日本ミステリ史上の事件であった。本書はその輝かしきデビュー中編「野獣死すべし」を巻頭に据え、大藪版『血の収穫』とも言うべき初期長編『無法街の死』と八つの傑作短編を収録。伊達邦彦や彼にはなれなかった男たちが織りなす、狂熱と冷酷さが渦巻く大藪ハードボイルドの世界を俯瞰する。