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不安をしずめる心理学

PHP新書 1293

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-569-85130-3
4-569-85130-4
税込価格 990円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

デンマークの哲学者・キェルケゴールは、「不安を正しく抱くことを学んだ者は、最高のことを学んだのである」と述べています。本質を理解していないと安易な解決を求めがちで、そうすると問題はますます深刻になります。正しい解決法は簡単ではありませんが、それを選んだとき人生最高の学びとすることができるのです。どんな人生でも次々と問題が起きます。その問題を解決し、不安を消していくところに生きるおもしろさが生まれます。つまり、生きることとは、問題を解決することといっても過言ではありません。本書では、抱える不安を心理学的に正しく理解して、有効な解決法を解説します。

目次

第1章 人はなぜ、不安に苦しむようになったのか
第2章 「現実的な不安」と「神経症的不安」
第3章 不安よりも不幸がいい
第4章 擬似成長と隠された敵意
第5章 不安と怒りの深い関係
第6章 不安から逃げる「消極的解決」
第7章 乗り越えるための「積極的解決」

出版社・メーカーコメント

原因から目を反らして他の問題にすり替えていないか。人に好かれようと無理していないか。心理学者や哲学者の視点で正面から考える。

著者紹介

加藤 諦三 (カトウ タイゾウ)  
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973年以来、度々、ハーヴァード大学研究員を務める。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問、ニッポン放送系列ラジオ番組「テレフォン人生相談」は半世紀ものあいだレギュラーパーソナリティを務める。著書多数、訳書はアジアを中心に約100冊ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)