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ソーニャ、ゾルゲが愛した工作員 愛人、母親、戦士にしてスパイ

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-12-005506-5
4-12-005506-X
税込価格 3,190円
頁数・縦 511P 20cm

商品内容

要旨

ウルズラ・クチンスキー・バートンは、母であり、主婦であり、小説家であり、有能な無線技師であり、スパイ網のリーダーであり、秘密文書の運び屋であり、破壊活動員であり、爆弾製造者であり、冷戦の戦士であり、秘密工作員であり、これらの務めをどれひとつおろそかにしなかった。彼女の暗号名は「ソーニャ」。本書は、彼女の物語である。

目次

つむじ風
東洋の娼婦
工作員ラムゼイ
ソーニャがダンスを踊れば
彼女を愛したスパイたち
スズメ
コンテ・ヴェルデ号の船上で
満州の女
放浪生活
北京からポーランドへ
一ペニーで買えますよ
モグラ塚
偽装結婚
赤ん坊泥棒
楽しい時代
バルバロッサ
地獄への道
原爆スパイ
MI5のミリセント
ハンマー作戦
春のささやき
グレート・ロールライト
非常に手ごわい相手
ルート・ヴェルナー
終章―他の人々のその後

出版社・メーカーコメント

上海でゾルゲにスカウトされソ連側工作員となったドイツ人女性が、二十年にわたり各国で暗躍。「普通の主婦」を隠れ蓑に、英米の原爆開発計画をモスクワに伝えた凄腕の半生とは。

著者紹介

マッキンタイアー,ベン (マッキンタイアー,ベン)   Macintyre,Ben
イギリスの新聞タイムでコラムニスト・副主筆を務め、同紙の海外特派員としてニューヨーク、パリ、ワシントンでの駐在経験も持つ、ベストセラー『KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ』をはじめ、『英国二重スパイ・システム ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦』『キム・フィルビー かくも親密な裏切り』(以上いずれも小林朋則訳、中央公論新社)など諜報戦を追った著作に定評がある。『ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』(小林朋則訳・中公文庫)は映画化もされた
小林 朋則 (コバヤシ トモノリ)  
翻訳家。筑波大学人文学類卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)