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陶淵明その詩と人生 混迷の時代を生き抜く智慧

出版社名 アジア太平洋観光社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-434-31255-7
4-434-31255-3
税込価格 2,500円
頁数・縦 277P 20cm

商品内容

要旨

田園詩人にして隠棲の人、陶淵明は昔から日本人に愛され、その美意識にも影響を与えてきた。しかし、実は知られざる一面があったのだ。

目次

第1章 陶淵明の謎
第2章 陶淵明の出仕
第3章 陶淵明の田園生活
第4章 陶淵明と政治
第5章 陶淵明と酒
第6章 陶淵明の煩悩
第7章 陶淵明の死生観

出版社・メーカーコメント

陶淵明は「晴耕雨読」の田園生活を送り、酒を飲んで詩を賦した自由で気ままな、うらやましい人生を送った人物であるとイメージがある。陶淵明が残した詩や文章は、百三十余りと少なく、田園生活をうたった詩はおよそ三十首だ。陶淵明は世捨て人ではなく、詩や文章を通じて世の中に対して積極的に発信を繰り返した言論人であるという著者の解釈をもとに、別の角度から陶淵明の魅力を引き出した。現代の複雑かつ、混迷の世の中に聞き方のヒントとなる一冊である。

著者紹介

海江田 万里 (カイエダ バンリ)  
1949年東京生まれ。1972年慶應義塾大学卒業。経済評論家としてテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで活躍。1993年衆議院議員選挙に初当選。2011年に経済産業大臣のときに東日本大震災、原発事故に遭遇。衆議院財務金融委員長、決算行政監視委員長などを歴任。名前の「万里」は「万里の長城」に因んで名付けられた。1975年から中国研究所で中国語の勉強をはじめ、1975年の初訪中以降100回以上にわたって中国を訪問。中国の政・官・財界に多くの友人を持つ。自ら漢詩をつくるなど中国文化にも造詣が深い。公益財団法人日中友好会館評議員、一般社団法人日中国際交流協会会長などを務める。現在は第68代の衆議院副議長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)