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もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために

増補

岩波現代文庫 文芸 349

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-00-602349-2
4-00-602349-9
税込価格 1,958円
頁数・縦 523P 15cm
シリーズ名 もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために

商品内容

要旨

一五〇年にわたり三度訪れるナショナリズムの正体に、我々は向き合わねばならない。その起源が、幕末の尊皇攘夷思想である―新たに「どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。」「一八六八年と一九四五」の二篇を収録、批評家・加藤典洋による晩年の思索の増補決定版。

目次

1 二一世紀日本の歴史感覚
2 どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。
3 スロー・ラーナーの呼吸法
4 「破れ目」のなかで
5 明治一五〇年の先へ
6 一八六八年と一九四五年

出版社・メーカーコメント

幕末、戦前、そして現在。3度訪れるナショナリズムの正体に、150年の時をへて我々は向き合わねばならない。その起源が幕末の尊皇攘夷思想である――。『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。』「一八六八年と一九四五」を収録、批評家加藤典洋による晩年の思索の増補決定版。(解説・野口良平)

著者紹介

加藤 典洋 (カトウ ノリヒロ)  
1948‐2019年。文芸評論家、早稲田大学名誉教授。著書に、『言語表現法講義』(岩波書店、1996年、第10回新潮学芸賞)、『敗戦後論』(1997年、ちくま学芸文庫、第9回伊藤整文学賞)、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(2004年、朝日新聞社/講談社、両著で第7回桑原武夫学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)