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彼らは世界にはなればなれに立っている

角川文庫 お75−6

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-04-113862-5
4-04-113862-0
税込価格 946円
頁数・縦 412P 15cm

商品内容

要旨

「最初のひとりがいなくなったのはお祭りの4日後、7月最初の木曜日のことだった」―ここは“始まりの町”。物語の語り手は4人―初等科に通う13歳のトゥーレ、なまけ者のマリ、鳥打ち帽の葉巻屋、窟の魔術師。彼らが知る、彼らだけの真実を繋ぎ合わせたとき、消えた人間のゆくえと町が隠し持つ秘密が明らかになる。人のなし得る奇跡とはなにか―。社会派エンターテインメントで最注目の作家が描く、現代の黙示録!

出版社・メーカーコメント

この物語は遠い世界のものではない。注目の作家が描く、現代の黙示録。少しずつ衰えていく「はじまりの町」。抗うように生きた五人が半年の間に次々と姿を消し、町は変わり果てていく。最初のひとりがいなくなったのは−−。『天上の葦』で最注目の作家が提示する現代の黙示録。

著者紹介

太田 愛 (オオタ アイ)  
香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。20年刊行の本作で、高知市の「TSUTAYA中万々店」の書店員、山中由貴さんが、お客様に「どうしても読んで欲しい」1冊に授与する賞、第4回山中賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)