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月夜の森の梟

朝日文庫 こ44−1

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-02-265137-2
4-02-265137-7
税込価格 770円
頁数・縦 191P 15cm

商品内容

要旨

「年をとったおまえを見たかった。見られないとわかると残念だな」作家夫婦に訪れた夫の病。二人は病と死に向き合い、どのように過ごしたのか。残された著者は過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。心の底から生きることを励ます喪失エッセイ。

目次

夫・藤田宜永の死に寄せて
梟が鳴く
百年も千年も
猫たち
音楽
哀しみがたまる場所
作家が二人
不思議なこと
夜の爪切り
光と化して
降り積もる記憶
最後の晩餐
猫のしっぽ
生命あるものたち
喪うということ
あの日のカップラーメン
金木犀
それぞれの哀しみ
Without You
先人たち〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

作家夫婦は病と死に向き合い、どのように過ごしたのか。残された著者は過去の記憶に苦しみ、その後を生き抜く。大反響を呼んだ朝日新聞連載のエッセイ。文庫化に際し、夫の藤田さんが亡くなってから3年10カ月、現在の心境を加筆。解説は林真理子氏。

著者紹介

小池 真理子 (コイケ マリコ)  
1952年東京都生まれ。作家。成蹊大学文学部卒。89年『妻の女友達』で日本推理作家協会賞、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)