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うまいダッツ

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-16-391813-6
4-16-391813-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 285P 20cm

商品内容

要旨

とある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを持ち寄る四人は、不思議な噂を耳にする。「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」それはただの都市伝説か、それとも―!?ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。おいしく楽しく、ときどき切ない五つの物語。

出版社・メーカーコメント

たまに食べる高級&美味な「スイーツ」は疲れた心を潤し、日常に彩りを添えてくれますが、私たちの毎日をそっと支えてくれるのは、スーパーやコンビニなどで手に入れやすいジャンクな「おやつ」ではないでしょうか。「和菓子のアン」シリーズでおなじみ、高級、ジャンクの分け隔てなく、甘いもの、美味しいものに目のない著者の最新作は、そんな「おやつ愛」に溢れたものになりました。学校で一番ゆるい「おやつ」部を舞台に、昔懐かしい駄菓子から、知られざるスナックまで、おやつと日常の謎がてんこ盛りの連作集。どうぞお楽しみください!うまい棒ひとつで世界のヒミツが分かるらしい−−学内で囁かれる都市伝説の真実とは?(「うまいダッツ」)コウのおばあちゃんが紛失したブローチを探す「おやつ部」の面々。探し物の過程で、予想外の事態に直面し……。(「チロル・ア・リトル」)お菓子当てクイズに参加することになり、4人は見事に勝利を掴んだのだが……。(「バカみたいにウケない」)同じ推し担当気まずくなってしまったタキタ。その理由を探ると−−。(「それは王朝の」)新年度になり、おやつ部にもついに新入生が。歓迎ムードも束の間、自分たちとは真逆の生真面目な姿勢に面食らってしまう。(「百年の愛」)

著者紹介

坂木 司 (サカキ ツカサ)  
1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で“覆面作家”としてデビュー。同作に始まる「ひきこもり探偵」シリーズが人気を博す。13年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)