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こじらせ文学史 文豪たちのコンプレックス

出版社名 ABCアーク
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-910473-03-1
4-910473-03-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 279P 19cm

商品内容

要旨

挫折が、劣等感が、執着が、「名作」を生んだ。日本と世界の文豪100名の赤裸々エピソード。

目次

日本編(紀貫之―出世できず、歌の道に邁進
清少納言―自己顕示と毒舌の裏側
紫式部―職場でいじめられて引きこもる
和泉式部―本能に忠実すぎてスキャンダル連発
菅原孝標女―『源氏物語』の限界オタク ほか)
世界編(杜甫―李白への片想い
ウィリアム・シェイクスピア―『ヴェニスの商人』以上の守銭奴
ゲーテ―『魔王』の歌詞に込められた父親ディス
スタール夫人―ナポレオンの浴室に押しかけて玉砕
ジェーン・オースティン―『高慢と偏見』の糧となったこじらせ恋愛 ほか)

出版社・メーカーコメント

〜挫折が、劣等感が、執着が、「名作」を生んだ!〜●職場でいじめられて引きこもりになってしまった【紫式部】●美少年すぎて人生が狂った【井伏鱒二】●小説を書く根気がなくて歌人になった【石川啄木】●血の気が多すぎて「日本初の近代文学論争」を起こした【森鴎外】●ほんとうはシャーロック・ホームズを書きたくなかった【コナン・ドイル】●失踪事件を起こしていた【アガサ・クリスティ】etc世間一般の「ふつう」に馴染めず、トラブルを招いたり、メンタルを病んだりしてしまう−−言い換えれば “こじらせている”人物が、文豪には少なくありません。しかし、“こじらせている”からこそ、彼らは文学の才能を開花させることができたのではないか? 本書はそんな発想から生まれました。古代〜現代、日本と世界の文豪・総勢「100名」のこじらせエピソードから、名著創造の秘密に迫ります。「川端康成はゴーストライターを使っていた」「北村透谷が処女信仰を日本に持ち込んだ」「シェイクスピアは転売ヤーをやっていた」「マーク・トウェインはコレラ菌に転生する“異世界転生モノ”を書いていた」など、教科書に載らない話も多数掲載。古典・名著をよりディープに楽しめる一冊です。

著者紹介

堀江 宏樹 (ホリエ ヒロキ)  
歴史エッセイスト。1977年生まれ、大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。事実やデータに基づいて人物の内面に独自のアプローチで迫る作風で、幅広いファン層を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)