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多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告

扶桑社新書 506

出版社名 扶桑社
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-594-09838-4
4-594-09838-X
税込価格 968円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒!無駄に増える不要なルール。カタチだけの女性優遇。SNSで暴走する正義幻想。「変わり者」を徹底排除―。「一番重要なのは自分の頭の中の多様性」。「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく。

目次

第1章 そもそも「多様性」とはなんなのか?
第2章 同一性は人間の妄想である
第3章 コンプライアンス至上主義の罠
第4章 多様性社会を「正しく生きる」とはどういうことか
第5章 多様性社会とコミュニケーション
第6章 全方位的に多様であれ

出版社・メーカーコメント

「一番重要なのは、自分の頭の中の多様性」無駄に増える不要なルールやコンプライアンス至上主義、カタチだけの女性優遇、SNSで暴走する正義幻想、「変わり者」の徹底排除−−。「多様性の尊重」が叫ばれて久しいが、今の日本社会は上っ面の「多様性」が自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒な状況に陥っている。その原因は一体どこにあるのか?『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家”池田清彦が、「多様性」とは何かを解き明かし、世の中にはびこる “なんかいやな感じ”を喝破する!「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく一冊。●尊重されるのは「都合のいい枠の中の多様性」●誰にでも「能動的な欲望」を解放する自由がある●道徳的に生きること=正しい生き方だとは限らない●必要なのは「多様性の尊重」というフィクションに近づく努力●感性や嗜好を他人に「理解してもらう」権利は誰にもない●配慮するのは自由だが、強制されるものではない●コミュニケーションとは、自分や相手が「変わること」●イノベーションを起こすのに必要なのは異質な頭脳

著者紹介

池田 清彦 (イケダ キヨヒコ)  
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)