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人生後半にこそ読みたい秀歌

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-02-252051-7
4-02-252051-5
税込価格 1,980円
頁数・縦 273P 19cm

商品内容

要旨

細胞生物学者、歌人である著者が贈るエッセイと名歌。中高年は人生の困難をのりきる収穫期。自ら後期高齢者になった経験から深く読みとく。

目次

第一部 人生後半へ(中年は人生後半への入口 ありふれし中年われは
老いのユーモア 八十年生きれば そりやぁあなた
老後と金 いのちの維持費が少しかかります ほか)
第二部 老いの先へ(介護の歌 見届けん父の惚けきるまで
ケアハウスという場 いずれ母を入れねばならぬ
病の歌 生きて己れの無惨を見むか ほか)
第三部 たのしみへ(食のたのしみ 死ぬ日までごはんを炊けるわたしでゐたい
酒のたのしみ 酒はしづかに飲むべかりけれ
二日酔いの歌など それより後は泥のごとしも ほか)

出版社・メーカーコメント

細胞生物学者、歌人である著者が贈る、人生後半への応援歌。中高年は人生の困難をのりきる「収穫期」でもある。老いを自然に迎えるための、人生観とユーモアと覚悟を短歌から学ぶ。自ら後期高齢者になった経験から、深く読み解き身に沁みるエッセイと名歌。

著者紹介

永田 和宏 (ナガタ カズヒロ)  
1947年、滋賀県生まれ。1971年京都大学理学部物理学科卒業。歌人、細胞生物学者。JT生命誌研究館館長。京都大学名誉教授。京都産業大学名誉教授。元・日本細胞生物学会会長。2009年、紫綬褒章受章。2017年、ハンス・ノイラート科学賞受賞。2024年度NHK放送文化賞受賞。短歌結社「塔」前主宰。歌会始詠進歌や朝日歌壇の選者をつとめる。現在、宮内庁御用掛。主要歌集に『饗庭』(砂子屋書房、若山牧水賞・読売文学賞)、『風位』(短歌研究社、芸術選奨文部科学大臣賞・迢空賞)、『後の日々』(角川書店、斎藤茂吉短歌文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)