• 本

密室・殺人

改版

角川ホラー文庫 こ2−22

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-04-115255-3
4-04-115255-0
税込価格 1,078円
頁数・縦 408P 15cm
シリーズ名 密室・殺人

商品内容

要旨

雪深い山奥の屋敷で、若い女が殺された―私立探偵・四里川陣と若き助手・四ッ谷礼子の許に厄介極まる依頼が届く。亜細山中腹、久都流布川跡の脇に立つ山荘に一人派遣された礼子を待ち受けていたのは、密室から消失した変死体の謎だった。不気味な現地民、囁かれる怨霊神の噂。悍ましい山荘で、礼子は真相を探るが…。張り巡らされた伏線と驚天動地の大仕掛けにあなたもきっと騙される!不世出の鬼才が放つ驚愕のミステリ。

出版社・メーカーコメント

「世界一異常な探偵」こと四里川陣のもとを訪れた1人の女。彼女によれば、雪山に立つホテルで若い女性が不可解な死を遂げ、自分の息子が殺人容疑をかけられていると言うのだ。探偵に命じられ、助手の四ッ谷礼子は事件の起こった亜細山へ向かう。彼女を待ち受けていたのは、密室から死体が消失するという、「密室殺人」ならぬ「密室」&「殺人」の謎だった。村人たちは口々に、亜細山には得体のしれぬ忌まわしき「モノ」が封印されていたのだと語るが……。絶妙なバランスでちりばめられたユーモア、周到に用意された伏線の数々、どんな想像をも裏切る結末。『玩具修理者』『人獣細工』の鬼才が放つ、異色の本格ミステリ!

著者紹介

小林 泰三 (コバヤシ ヤスミ)  
1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2012年『天獄と地国』で第43回星雲賞日本長編部門、14年『アリス殺し』で啓文堂書店文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第48回星雲賞日本長編部門を受賞。20年11月逝去。21年、第41回日本SF大賞功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)