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モンテーニュ エセー抄 新装版

出版社名 みすず書房
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-622-08655-0
4-622-08655-7
税込価格 3,300円
頁数・縦 257P 20cm
シリーズ名 モンテーニュ エセー抄

商品内容

要旨

モンテーニュは、自分をはじめて見つめた人、人間が生きるための心志を鼓舞してくれる人である。「年齢について」「後悔について」「経験について」など、“エッセイ”というジャンルの水源たる古典の精髄を、読みやすく面白い画期的な新訳で。

目次

悲しみについて
われわれの幸福は、死後でなければ判断してはならない
一方の得が、他方の損になる
みずからの名声は人に分配しないこと
匂いについて
年齢について
さまざまの書物について
われわれはなにも純粋には味わわない
なにごとにも季節がある
後悔について
経験について

著者紹介

モンテーニュ,ミシェル・ド (モンテーニュ,ミシェルド)   Montaigne,Michel Eyquem de
1533‐92。1533年2月28日フランスのボルドーに近いモンテーニュの城館で生まれる。幼時よりラテン語で教育をうけ、大学で研鑚をつんでから、24歳でボルドー高等法院の裁判官となった。32歳で結婚、38歳の誕生日に引退の辞を書斎にきざみこみ、以後は農園経営のかたわら、読書と思索に身をささげる。折々に書きとめた覚え書きを80年に『エセー』二巻として自費出版。翌年にかけてドイツからイタリアにかけて旅行するが、ボルドー市長に選出され帰郷。1592年9月13日に没す
宮下 志朗 (ミヤシタ シロウ)  
1947年、東京生まれ。東京大学名誉教授。放送大学教養学部教授。1990年『本の都市リヨン』(晶文社)で大佛次郎賞受賞。ラブレー、モンテーニュからゾラ、バルザック、都市論まで、幅広くフランスの文学と文化を扱っている。ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』(全5巻、ちくま文庫)の訳業により、2013年度の読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)