煉獄と地獄 ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観
出版社名 | ぷねうま舎 |
---|---|
出版年月 | 2017年10月 |
ISBNコード |
978-4-906791-74-3
(4-906791-74-3) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 269,25P 20cm |
商品内容
要旨 |
聖職者・知識階級ではなく、中世ヨーロッパの一般大衆は、死と死後の世界をどのようにイメージしていたのだろうか。一三世紀から一六世紀にかけて、煉獄の誕生をみた中世は、死後世界をめぐってさまざまな表象と物語を生み、それはペストの惨劇をくぐってさらに多様化する。現世蔑視、魂と肉体の対話、往生術、死後世界探訪譚、死の舞踏という死の文学のモチーフにおいて煉獄が果たした役割とはなんだったのか。自国語による説教、教化文学、壁画、ステンドグラス、時祷書、装飾写本などを図像とともに広く渉猟し、人々の心性に浸透してその死生観の根となった要素を掘り起こす。 |
---|---|
目次 |
序章 死を生きるヨーロッパ中世 |