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気象と気候のとらえ方 きまぐれな大気の物理を読み解く

出版社名 丸善出版
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-621-30320-7
4-621-30320-1
税込価格 3,740円
頁数・縦 322P 21cm

商品内容

要旨

なぜ穏やかで安定した天気と激しい雨を降らす不安定な天気があるのか。最新のスーパーコンピューターで計算した天気予報が外れることがあるのはなぜなのか。本書は、そういった疑問に、背景にある物理を説明する形で答える。しかも数式を使わずに。熱、大気循環、海流、…いろいろな現象が影響しあう気象と気候。その複雑な要素をひとつひとつ取りあげ、本質をつかむことができるようにていねいに解説する。大気に関心をもつすべての人が、見上げた空や天気図の後ろにひそむ科学の物語を読みとるための一冊。

目次

序章 これからお話ししたいこと
第1章 熱を感じて
第2章 空と海のもとで
第3章 わたしたちの空気
第4章 変化する地球
第5章 データを集める
第6章 統計的にいえば…
第7章 ここまでまとめて雲と雨と雪の話をしよう
第8章 天気のしくみ
第9章 極端な気象―これが新しい「ふつう」の姿なのか
第10章 天気予報の世界

著者紹介

デニー,マーク (デニー,マーク)   Denny,Mark
サイエンスライター。理論物理学者。航空力学や気象学をはじめ、さまざまな分野の科学についての著書多数
保坂 直紀 (ホサカ ナオキ)  
サイエンスライター。気象予報士。東京大学理学部地球物理学科卒。同大大学院博士課程(海洋物理学)を中退し、1985年に読売新聞社入社。科学記者として地球科学や物理などを担当。科学報道の研究により、2010年に東京工業大学で博士(学術)を取得。2013年に早期退職し、2017年まで東京大学海洋アライアンス上席主幹研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)