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論語清談

出版社名 草思社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-7942-2581-8
4-7942-2581-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 221P 19cm

商品内容

要旨

「友」とは「学ぶ」とは「仁」とは何か。稀代の思想家・西部邁と文芸批評家・福田和也が、主要な言葉、エピソードを辿りながら、『論語』のエッセンスを縦横無尽に語り合う。

目次

第1章 日本人にとっての『論語』(「中庸」の精神と孔子の哲学
『論語』の精神を継承した日本人 ほか)
第2章 『論語』と価値希準(「己に如かざる者を友とすること無かれ」
「君子は周して比せず、小人は比して周せず」 ほか)
第3章 孔子の「俗」と「聖」(孔子の出自と儒教の血統崇拝
父の「現実主義」と母の「神秘主義」 ほか)
第4章 孔子の「死ぬ準備」(「帰らんか、帰らんか」
「吾行ふとして二三子と与にせざる者無し」 ほか)

出版社・メーカーコメント

古来より日本人の精神の根幹を形作ってきた古典『論語』を、稀代の思想家・西部邁と文芸評論家・福田和也が縦横無尽に語り合う対談集。「友」とは、「学ぶ」とは、「徳」とはどういうことか。『論語』の主要な言葉やエピソードの歴史的な解釈なども紹介しつつ、自由に読み解いていく。

著者紹介

西部 邁 (ニシベ ススム)  
1939年、北海道生まれ。思想家。東京大学教授、秀明大学教授・学頭、雑誌「発言者」主幹、「表現者」顧問を歴任。著書に『経済倫理学序説』(吉野作造賞)、『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』(サントリー学芸賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『ファシスタたらんとした者』ほか多数。2018年、自裁を遂げる
福田 和也 (フクダ カズヤ)  
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)、『甘美な人生』(平林たい子文学賞)、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(山本七平賞)、『悪女の美食術』(講談社エッセイ賞)、ほか多数
木村 岳雄 (キムラ タケオ)  
1963年、埼玉県生まれ。京都大学文学部卒業。発言者塾で西部邁氏に師事。現在は東洋大学で非常勤講師を務める。また個人で『論語』なとの講読会を主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)