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「居場所」のある学級・学校づくり 生徒が「安心」できる教育環境

出版社名 新評論
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-7948-1224-7
4-7948-1224-8
税込価格 2,970円
頁数・縦 366P 19cm

商品内容

要旨

「居場所」というレンズを通して「学級経営」を見る!コミュニケーションの仕方と授業、見直してみませんか。

目次

はじめに 居場所と学級経営におけるダイナミックなパートナーシップ
第1章 教師が信じ、準備をすれば居場所が育つ
第2章 居場所は信頼関係で育まれる
第3章 居場所は安心・安全な環境にある
第4章 居場所感覚は一貫性があってこそ
第5章 居場所感覚は、感情と社会性の能力(SEL)があってこそ
第6章 生徒を惹きつける、生徒主体の授業が居場所の原動力
第7章 生徒同士が協力することで育まれる居場所感覚

出版社・メーカーコメント

「学級経営」に悩む先生、必読!すべての生徒が安心して意見を発信し、力を発揮できる教育空間のつくりかた 多くの方はふだん、職場や活動場所で、同僚や仲間と打ち合わせをしたり、休憩時間にはたわいのないおしゃべりをしたりされていると思います。そこで、ちょっと振り返ってみてください。「私、ここにいてもいいのかな?」「ちょっと居心地が悪いな」と感じたことはありませんか? 俗に言う「場違いな感じ」「アウェイ感」というやつです。 「居場所」とは、特定のグループや環境の中で受け入れられ、認められ、自分もこの人たちの仲間だと認識したときに感じる心の状態です。「私はここにいるべきではないのかも…」という遠慮や不安を少しでも感じている状態では、自分の考えや意見を率直に伝え、持てる力を発揮することはできません。幸福感や自尊心、精神の健康を保つためにも「居場所」は不可欠なのです。 実際のところ、すべての人が、こうした「安心して自分を表現できる居場所」を持っているでしょうか? たとえば学校は、すべての生徒に「居場所」を提供できているでしょうか。残念ながら、現在の状況からしてとてもそうは思えません。「環境に関係なく力を発揮できる人だっている」という意見もあるでしょう。しかし、そういう人も実は単に「居場所」に恵まれていただけかもしれません。特に子ども時代に「居場所」を得ることは、その後の人生に大きく影響してくることは想像に難くありません。 本書では、すべての学校や教室が生徒にとって「安心できる居場所」となって、それぞれが自分の力を存分に発揮できるようにするための50の方法を紹介しています。しかも日常の授業の中でそれを実現するための具体的な方法がたくさん挙げられているので、うまく活用すれば先生方がいま以上に忙しくなることもありません。本書を手がかりに、生徒と教師、生徒同士、そして教師同士が思いやりをもって信頼関係を構築し、すべての生徒が安心できる教育空間をつくっていきませんか。(やまさき・めぐみ 創価大学教職大学院教員)

著者紹介

バロン,ローリー (バロン,ローリー)   Barron,Laurie
高校英語教師、中学副校長、中学校長を経て、今年(2022年)で教育に携わって25年目を迎える。2013年からはモンタナ州カリスペルにあるエバーグリーン教育委員会の教育長を務めている。数多くの教育関連の記事を執筆。生徒や教職員を称えながら良い関係を築くことが、よりよい学校の鍵になると考えている
キニー,パティー (キニー,パティー)   Kinney,Patti
中学校教育について、講演やコンサルテーションを行っている。国際中等教育協会とオレゴン中等教育協会の元会長。2003年にはオレゴン州校長賞を受賞。同年、全米および世界45か国以上からの学校指導者が所属する、全米セカンダリー・スクール協会(NASSP)からは、校長賞を受賞。学校文化が専門で、NASSPの機関紙に多数の記事を執筆している
山〓 めぐみ (ヤマサキ メグミ)  
創価大学教職大学院で、異文化(海外だけではありません)教育や人権教育を教えています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)