• 本

未明の砦

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-04-113980-6
4-04-113980-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 609P 19cm

商品内容

文学賞情報

2024年 第26回 大藪春彦賞受賞

要旨

大手自動車メーカー「ユシマ」の工場で働く四人の非正規工員は、夏休みのある出来事を契機に大きくその人生の軌道を変える。そして冬、彼らは共謀罪の初の標的となる。逃亡のさなか、四人が決意した最後の実力行使の手段とは―。共謀罪始動の真相を追う刑事、この国を超法規的な手段で一変させようと試みるキャリア官僚。怒りと欲望、信頼と打算、野心と矜持。それぞれの思いが交錯する。最注目作家・太田愛が描く、瑞々しくも切実な希望と成長の社会派青春群像劇。

出版社・メーカーコメント

共謀罪、始動。標的とされた若者達は公安と大企業を相手に闘うことを選ぶ。大手自動車メーカー「ユシマ」の工場で働く四人の非正規工員は、夏休みのある出来事を契機に大きく人生の軌道を変える。そして秋、彼らは共謀罪の初の標的に。逃亡の中、闘うことを選んだ彼らに未来はあるのか−−。

著者紹介

太田 愛 (オオタ アイ)  
香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。20年刊行の『彼らは世界にはなればなれに立っている』で第4回山中賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)