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イスラームから見た西洋哲学

河出新書 072

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-309-63174-5
4-309-63174-6
税込価格 968円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

中東情勢を読み解くカギは「哲学」にあった。ほんとうの世界レベルの教養へ。もうひとつの哲学史を。衝突する2つの文明は互いの思想をどのように捉えてきたのか?相違点、類似点…その本質に日本人イスラーム法学者が迫る!

目次

第1章 ソクラテス、プラトン、アリストテレスとイスラーム哲学(西洋哲学に多大な影響を与えたイスラーム哲学
プラトン・アリストテレス哲学と一神教の親和性 ほか)
第2章 イスラームと近世哲学(デカルトの心身二元論は後期イスラーム神学と一致
心身二元論にはないイスラームの「倫理性」 ほか)
第3章 イスラームと近代哲学(近代哲学は「問いを立てる自分とは何か」を疑う
認識するのは「心」ではなく「脳」とされたのは比較的最近 ほか)第4章 イスラームと現代哲学(神学的に重要なヴィトゲンシュタイン「論理実証主義」
「すべてのたこ焼きにはたこが入っている」という全称命題は証明できるのか ほか)

著者紹介

中田 考 (ナカタ コウ)  
1960年生まれ。イブン・ハルドゥーン大学客員教授。1983年イスラーム入信。ムスリム名ハサン。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了。在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、同志社大学神学部教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)