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文春文庫 み13−8

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-16-744008-4
4-16-744008-3
税込価格 586円
頁数・縦 221P 16cm

商品内容

要旨

インパール戦線から帰還した男は、銃で妻と情夫を撃ち、出所後、小豆相場で成功。北の果ての海に程近い「司祭館」に住みつく。ある日、そこに映画のロケ隊がやってきて…戦後の長い虚無を生きる男を描く表題作ほか、現代最高の幻視者が、詩句から触発された全八篇。夢幻へ、狂気へと誘われる戦慄の短篇集。

著者紹介

皆川 博子 (ミナガワ ヒロコ)  
昭和5(1930)年生れ。東京女子大学外国語科中退。48年「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞を受賞。60年「壁―旅芝居殺人事件」で第38回日本推理作家協会賞、61年「恋紅」で第95回直木賞、平成2年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、平成10年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)