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会社でうつ 休むと元気ハツラツな人 「仮面を脱げない」新しい「心の病」がある。

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-16-370780-8
4-16-370780-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 187P 19cm

商品内容

要旨

親の見栄に応えてくれる子供。母とへその緒で繋がったような娘。面接では素晴らしかった青年が入社後、突然変貌した。うつ病のクスリも効かず、上司や同僚を攻撃し始める…。一体、彼になにが起こったのか。読めば読むほど怖くなるあなたを「心の病」の深みに誘うサイコストーリー。

目次

第1章 仮面を脱げない病―若者に流行するうつもどき ディスチミア症候群(すべてが「うつ病」ではない
ディスチミア―それは親にも責任のある病 ほか)
第2章 信念の壁がコミュニケーションを壊す―あなたは部下や子どもの話を聞いていない(コミュニケーションの壁
信念の壁をつくる親子関係の溝 ほか)
第3章 勝ち組という病―鎧を脱げない人生の勝者たち(勝ち組は自らの「鎧」によって「病」をおこす
勝ち組オンナの病 ほか)
第4章 ゴースト=心を縛るコミュニケーションの壁―自らと向き合う時間が足りない(強者が身につける立場という鎧
日本人特有の「お客様は神様」という「病」 ほか)
最終章 仮面を脱ぐ苦痛―私の場合

出版社
商品紹介

ウツと申告して会社を休んで海外旅行している不届きな新入社員はいないだろうか。いま注目の新しい心の病「ディスチミア」。

おすすめコメント

うつ病の届けを出して、治療のために会社を休んでいるのに、海外旅行に出かけたり、同期の呑み会には顔をだす。そんな若手社員はいませんか? 怠け病だ! 偽装だ! と疑っている上司の方々へ。これは新しい、こころの病「ディスチミア(気分変調症)」です。うつ病とちがって、自分を責めず、他人のせいにする。このやっかいな病気にはうつ病のクスリも効きません。何よりも、青春期をいい子で過ごした人に多いこの病。海原さん独自の解釈と自らの体験を踏まえて、心の病の時代を抉(えぐ)る最新「心療内科」の世界です。(SK)

著者紹介

海原 純子 (ウミハラ ジュンコ)  
1976年東京慈恵会医科大学を卒業し、学位を取得。医学博士。同大学講師を経て1984年、東京に日本初の女性クリニックを開設し、女性の心と体の問題を中心に診療にあたる。2005年より白鴎大学教育学部教授、厚生労働省健康大使。2008年ハーバード大学客員研究員。1999年より20年間休止していた歌手活動を再開し、全国でライブを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)